「期間工のなり方が知りたい」
「期間工を始めるには何か資格が必要なの?」
未経験でも高収入を稼げる『期間工』の仕事。
しかし興味があっても、どうやったら期間工になれるのかよく分からない方もいるのではないでしょうか。
期間工は、いわば契約社員です。
したがって、通常の就職活動のように【応募→面接】というステップを踏むことになります。
ただ、それ以前に、応募先の会社選びも非常に重要です。
そこで今回は、期間工のなり方について詳しく解説します。
初めて期間工になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
期間工になるには何か特別な資格が必要?
たとえば一般職の場合は、「実務経験◯年以上」「英検◯級以上」「大卒以上」といった応募資格が設けられていることがあります。
しかし、期間工の場合は特別な資格は必要なく、経歴も問われません。
なぜなら、期間工の仕事は慣れれば誰でもできるライン作業が大半で、その上、研修期間もきちんと設けられているからです。
だから、経済的にピンチなとき、期間工の仕事は「頼みの綱」になるんです。
応募資格
ただ、そんな期間工でも、以下のような最低限の応募条件はいちおう設けられています。
- 18歳以上
- 交替勤務ができる方(会社による)
- 3ヶ月以上の勤務ができる方
- 一般的な体力のある方
期間工の仕事は、3〜6ヶ月の短期契約を繰り返していく働き方です。
そのため、「まずは初回契約は辞めずに働いてくださいね」という条件が付く場合があります。
また、勤務時間は会社によって異なりますが、多くの場合は日勤・夜勤の2交替勤務のシフトになります。
したがって、交替勤務ができない方は不採用になる可能性が高いです。(日勤のみの求人もあります)
あとは18歳以上という条件以外は、特にありません。
ただし、ライン作業とはいえ、いちおう身体を使う仕事です。
一つ一つの作業は簡単でも、それを何時間、何週間も続ければ、それなりに疲れもするでしょう。
ですから、そういう意味で、一般的な体力も求められます。
以上が、期間工になるための応募資格です。
大前提として「やる気」は必要になりますが、体力や体調がとくに問題なければ未経験者でも大丈夫です!
期間工のなり方を7つのステップで解説
上記のとおり、期間工は採用ハードルがとても低いです。
しかも、それにも関わらず、期間工は待遇が非常にいい仕事でもあります。
それでは、ここから「期間工のなり方」を具体的に見てきましょう。
ステップとしては、以下のとおりです。
【ステップ1】
応募先を決める
まずは何よりも先に、どこの会社で働きたいかを決める必要があります。
期間工を募集する企業は数十社にも及ぶため、自分の望む条件をハッキリさせたうえで応募先を選びましょう。
期間工の仕事を選ぶ際、たとえば以下のような希望があるかと思います。
- とにかく給料が高いこと
- 短期でも稼ぎやすいかどうか
- 勤務地の都合が良いところ
- 正社員登用に積極的かどうか
- 夜勤はやりたくない
- 作業がなるべく楽な会社がいい
大前提として、期間工の待遇は会社によってかなり違います。
働いた期間が同じでも給料には数十万〜数百万円もの差が出るので、会社選びで明暗が分かれることになるんです。
また、勤務時間も気になるところです。
前述のとおり、大抵は2交替勤務になりますが、中には日勤のみの会社や夜勤終わりが早い会社もあります。
作業負担でいえば、たとえば自動車メーカーよりは部品系メーカーのほうが一般的には楽です。
配属部署や工程によるところも大きいですが、会社選びで迷ったらこの点も考慮すると良いでしょう。
さらに、将来的に正社員を目指したい方は、その会社が積極的に採用しているかどうかもチェックしてください。
なぜなら、正社員登用制度はあっても、採用実績は少ない会社もあるからです。
ただ、募集要項を見てもなかなか判断できない場合もあるかと思うので、よければ以下の記事を参考にしてみてください。
【ステップ2】
エントリーする
応募する会社が決まったら、次はさっそくエントリーしましょう。
エントリーの方法は、該当の企業の募集ページをネット上で探し、そこの応募フォームから進めるだけです。
ネット上にある募集ページは大抵、紹介会社(派遣会社)が運営するものです。
したがって、ネット上のいずれかのページからエントリーすれば、紹介会社を通じてエントリーすることになります。
もちろん、どのサイトから応募しても基本的に費用はかかりません。
それに多くの紹介会社では、無事に合格できるよう無料の採用サポートがあるんだ。
直接応募は全部自分でやらなくちゃいけないから、サポートは絶対利用したほうがいいですよね。
初めての場合は不安もあるかと思うので、どこかの紹介会社にサポートしてもらいながら応募を進めましょう。
なお、メーカー公式の募集サイトも中にはありますが、その場合はサポートがないので注意してください。
【ステップ3】
面接の準備をする
エントリーが完了したら、次は面接の準備を進めましょう。
必要な準備は、以下のとおりです。
- 履歴書の用意
- 面接時の服装を用意
- 面接対応の準備
- 選考会場までの行き方を確認
- 身だしなみを整える
- 体調を整える
ここで一番重要なのは、「面接対応の準備」です。
期間工の面接は形式的なので、よくある質問に対する答えを予め用意しておけば当日もスムーズに対応できます。
Web面接を行っている会社もありますが、いずれにしても身だしなみには注意してください。
期間工とはいえ、第一印象が合否を左右することもあるので、なるべく「清潔感」は意識しましょう。
なお、Web面接の場合はスマホやPCのカメラを使うことになるので、アングルや明るさなどは事前にチェックすることをおすすめします。
【ステップ4】
選考会に参加する
次は、いよいよ選考会当日です。
上記を参考に、しっかり準備して選考会に挑みましょう。
とはいえ、採用ハードルの低い期間工の面接ですから、卒なく無難に対応すればよほど問題ないかと思います。
なお、前述したように、紹介会社のサイトを通じて応募すれば、面接の対応や履歴書の書き方などの準備をサポートしてもらえます。
不安な方は、メーカーへ直接応募するのではなく、紹介会社を通じてエントリーするようにしましょう。
【ステップ5】
合否連絡を待つ
面接が無事に終わったら、あとは合否連絡を待つだけです。
合否通知のタイミングは会社によって異なりますが、大抵は1週間前後で、遅い場合は10日以上かかるケースもあります。
期間工への応募は合否通知まで数週間かかることもあるので、採用されるか不安な場合は複数の会社へ同時エントリーすることをおすすめします。
【ステップ6】
赴任の準備をする
さて、これで無事に採用が決まったとしましょう。
中には他県へ赴任する方もいるかと思うので、採用が決まったらさっそく引越しの準備に取りかかってください。
実家に住んでいる方、あるいは単身赴任という形で転居する場合はそこまで手間はかかりませんが、現在、賃貸アパートなどに住んでいる場合は「退去手続き」が必要になります。
遅くとも1ヶ月前までの退去通知が必要だったり、今持っている家財をどうするかも考えなくてはいけません。
なお、この段階でも、利用した紹介会社がある程度はサポートしてくれるので、分からないことはその都度確認しながら準備を進めましょう。
【ステップ7】
入社日を迎える
ここまで来たら、いよいよ入社日です。
初日から作業することはなく、はじめは講義などの研修からスタートします。
また、入社のタイミングで健康診断を行う会社もあります。
この段階になれば会社のほうが全て段取りしてくれるので、それに従って対応すれば大丈夫です。
以上が、期間工へのなり方になります。
もう一度確認しておきましょう。
重要なポイントとしては、「応募先は慎重に選ぶこと」「紹介会社経由でエントリーすること」「面接の受け答えを練習すること」です。
ここまで情報を完璧にこなそうとすると、正直、少し面倒に感じるかもしれません。
しかし、期間工はあくまで大手企業の契約社員なので、アルバイトの面接とは違うことは理解しておきましょう。
ただ、繰り返しになりますが、ネット上にある求人情報の多くは紹介会社が出しているものです。
そのサイトから応募すれば上記の内容も無料でサポートしてもらえるので、すべて一人で頑張ろうとしなくても大丈夫です。
応募後はいつから働ける?
現在無職の場合は、なるべく早く働き始めたいところです。
では、期間工に応募して採用された場合、いつから働けるのでしょうか?
上記のとおり、期間工になるまではいくつかの段取りがあります。
応募から選考会までトントン拍子に進んだとしても、合否通知までには1週間ほどかかりますし、入社日はさらに後日です。
したがって、期間工として働き始めるまでにかかる期間は、最短でも1週間以上で、大抵は2〜3週間かかります。
連休などを挟めば、入社までに1ヶ月ほどかかる場合もあるでしょう。
転職活動で動き出すタイミング
したがって、期間工になるには約1ヶ月前から動き出すのがベストです。
ただし、赴任の準備や不採用になった場合のことを考えると、1〜2ヶ月くらいは余裕を持っておくと良いかもしれませんね。
会社ごとに期間工の入社日は毎月決まっていますが、入社時期に関してはこちらの希望を出すことができるので、早めに動き出して採用が案外すんなり決まったとしても安心です。
まとめ
今回は「期間工のなり方」を解説してきましたが、流れはイメージできたでしょうか?
大まかに捉えれば、応募して面接を受ける、というシンプルなものです。
ただ、それまでに応募先をどのように選び、どのサイトから応募するのか、また、面接の準備もある程度は必要になってきます。
ですから、上記で紹介した記事を参考にしながら、しっかり準備を進めましょう。
とはいえ、いずれかの紹介会社の求人サイトから応募すれば無料サポートがあるので、あまり神経質になることはありません。
それよりも重要なのは、やっぱり「稼げる会社」の期間工で働くことです!
実際、期間工の給料は会社によってかなりの差があるので、後悔しないためにも待遇が良い会社を選ぶようにしましょう。