「ライン作業ってどんな仕事?」
「ライン工場にはどんな職種がある?」
「できるだけ楽な軽作業の求人がいいな」
「ライン工場でしっかり稼げるのはどこ?」
軽作業の工場勤務といえば「ライン作業員」。「ライン工」とも呼ばれますが、そもそもどういった仕事なんでしょうか?
また、ライン作業の工場求人をどのように探せばいいんでしょうか?
目次
ライン作業とは?
ライン作業とはその名のとおり、いわゆる「流れ作業」のこと。
製品がベルトコンベアなどで流れてくるので、それに部品を取り付けたり、工具を使って加工したりします。
あるいは、材料を入れたり、なかには梱包するだけの作業もあります。
イメージはこんな感じ。↓
ただ、一言にライン作業といっても、職種やメーカー、担当する工程によって仕事内容は大きく異なります。
ライン工場にはどんな職種がある?
たとえば、ライン工場には次のような職種があります。
- 自動車関連(車体、部品)
- 精密機械(カメラ、パソコン、プリンターなど)
- 産業機械
- 宅配物の梱包ライン
- 食品加工
- 化粧品
一つの製品を作るにも無数の工程がありますが、製造業を例に挙げると次のような作業があります。
一方、食品加工や化粧品の工場などでは、ただ材料を詰めたり、商品を梱包したり、また検品などの作業もあります。
本当にさまざまな工程がありますが、共通しているのは「一連の流れの中で決まった作業をこなす」という点。それがライン作業です。
ライン作業のメリット
ライン作業のメリットは、以下のとおりです。
- 単純作業の繰り返しだから意外と楽
- 慣れればほとんど頭を使わない
- コミュニケーションが苦手でもOK
- 未経験でも採用されやすい
- 求人がたくさんある
- 仕事を選べば月収30万円以上も稼げる
ライン作業は一連の動きをずっと繰り返すので、慣れると体もどんどん楽になります。仕事中はもくもくと作業をこなすだけ。
また、高度なスキルを必要としないことから、採用率が高く、求人も豊富にあるのがメリットです。
ライン作業のデメリット
ライン作業のデメリットは、以下のとおりです。
- ずっと立ち仕事
- 単純作業がつまらない
- 動きの少ない作業だと体が凝る
- 慣れてくると眠気が襲う
- 前後の人の作業スピードが遅いとイライラする
- 食品や油など、匂いが生理的に受け付けないことも
- 夜勤で生活が不規則になる
- 仕事中はコミュニケーションが極端に少ない
「単純作業の繰り返し」はメリットでもあるんですが、もくもくと仕事をこなすのが苦手な方には苦痛に感じるでしょう。
あるいは、工場という職場環境そのものがストレスになるケースもあります。
結局は慣れの問題なんですが、あまり「ラクに稼ぐ」「楽しい」といった甘い期待は持たないほうが良いです。
工場のライン作業に向いている人・向いていない人
そんなライン工場の仕事ですが、当然ながら向き不向きがあります。
ライン工に適している人の特徴
ライン作業が性にあう人は、
- ものづくりが好き
- コツコツ作業するのが好き
- 頭を使うのが苦手
- 積極的にコミュニケーションを取る方ではない
- 基礎的な体力がある
といった特徴があります。
ただ、職種や工程によって仕事内容は全然違います。
たとえば、細かな作業が好きな方は「精密機械などを扱うライン工」が良いでしょう。
あるいは、体を動かすのが好きな方は、大きな動きの作業が比較的多い「自動車メーカー」などが適しています。
さまざまなタイプの仕事があるので、あなたの性格にできるだけマッチするメーカーを選ぶことが大事です。
ライン工が合わない人の特徴
一方、ライン作業に向かないのは、
- 集中力が続かない
- 仕事中も人と話がしたい
- 事務仕事が好き
- 基礎的な体力がない(もしくは持病がある)
- 工場の雰囲気がイヤ
- マニュアル化された仕事が嫌い
- ワイワイ楽しく仕事がしたい
といったタイプの人です。
当てはまる項目が多い方は、正直、ライン工はやめた方が良いです。
ただ、どんな仕事でも慣れれば意外と平気になることも多いので、「稼ぐ」と割り切って働くことも必要ですよ。
ライン作業を続けるための精神を保つコツ
実際、私も自分でライン作業が向いているとは思っていません。でも、全然やれました。
ライン工場で働いていた当時は、稼ぐことにフォーカスしていたため、仕事が合う合わないとか、楽しい楽しくないとかは考えていなかったです。
ただ今思い返すと、精神を保つための工夫はそれなりにしていたと思います。
たとえば作業中に、
- 給料を何に使うか計画する
- チョメチョメなことを妄想する
- 機械音に紛れるくらいの鼻歌を唄う
- 効率よく作業するために試行錯誤する
- 時計をあまり気にしない
- 「トイレに行きたい」と言って作業を抜ける
など、気を紛らわす工夫はいろいろと考えていました。
帰宅後や休みに体をしっかりメンテナンスするのも、仕事を続ける上ではかなり重要になってきます。
できれば周りと軽くコミュニケーションを取れるくらいの間柄を築くことも大切です。その方が、職場の居心地もずいぶん良くなると思います。
工場で働いたことがないと不安要素がいろいろと頭に浮かびますが、慣れれば解消することばかりなので、あまり心配しすぎないでくださいね。
未経験者がライン工場の求人を探す方法
でも、同じライン作業でも職種によって仕事は異なるので、求人選びが要(かなめ)になるのは間違いありません。
楽な仕事を選ぶなら軽作業のライン工がおすすめ
「できるだけラクな仕事がいい」という方は、化粧品や食品工場など、軽作業が多いところが適しています。
もちろんフル勤務の契約社員や派遣社員で働くのもいいんですが、もっと気軽にアルバイトとして働くのも一つの選択肢です。
そこで、ぜひチェックしてほしい求人サイトが「工場ワークス」です。
工場ワークスは全国のあらゆる工場求人を扱っており、掲載数は業界トップクラス!
細かな条件で絞り込んでも、合致する仕事が見つかりやすいです。
給料・待遇の良さで選ぶなら製造業のライン工がおすすめ
「どうせ工場で働くなら、しっかり稼ぎたい」という方は、大前提として大手製造メーカーを選ぶようにしてください。
というのも単純に、大手製造メーカーなら待遇がバツグンに良いからです。
未経験からスタートできて、なおかつ高収入な雇用形態としては、「派遣社員」か「直接雇用の契約社員」の二択。
派遣社員と期間従業員の違いとは?
ちなみに、派遣社員と期間従業員は雇用形態が違うだけで、仕事内容に大きな違いはありません。
どちらの求人に応募するか迷っている方は、「期間工と派遣社員の違い」を確認しておきましょう。
ライン工場の正社員に転職したい方へ
あるいは将来の安定のために、正社員で働きたい方もいるかと思います。
正直、大手メーカーでいきなり「正規の正社員」になれるような求人はほとんどないんですが、正社員になる方法がないわけではありません。
その方法として、次の2つの選択肢があります。
- 派遣会社の正社員として工場勤務する
- 期間従業員から正社員をめざす
正社員になるには、この2つの方法がもっとも現実的です。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
→【正規雇用の工場勤務】大手製造メーカーの工場で正社員として働く方法2選
工場勤務が未経験でもライン作業なら稼げる!
〜まとめ〜
今回は、工場のライン作業とはどんな仕事か、またどうやって求人を探せばいいのかを解説してきました。
どんな仕事にも善し悪しはありますが、未経験から高収入を得られる仕事としては、「ライン工場」で働くことは非常に現実的な選択肢だと言えます。
私も経済的な大ピンチのときにライン工で働き、生活を立て直してきた経緯があります。
実際に働かないと分からない部分もありますが、もし「やれそうだな」と思うのであれば、ぜひ上記のサイトから仕事を探してみてくださいね。