「期間工の面接って何やるの?」
「当日に必要な持ち物は?」
「事前に準備は必要?」
「面接会場はどこ?」
「会場までの交通費って出るの?」
このように、面接の準備に不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
期間工の面接(いわゆる選考会)の内容はメーカーによって異なりますが、一般的には
- 簡単な筆記テスト
- 適性検査
- 面接
などを行うケースが多いです。
そこで今回は、期間工の面接(選考会)の流れや内容、事前の段取りなどについて解説します。
しっかり面接の準備をしておけば、緊張も少しは和らぐと思います。
面接会場の場所と交通費について
期間工の面接会場は、次の2つのパターンがあります。
- メーカー工場の敷地内
- 主要都市の会場
メーカーによって工場まで行かなければいけないケースもありますし、一番近い主要都市まで行けば済むケースもあります。
面接会場がどこになるかはメーカーによって違うので、応募の際に詳しい説明があるはずです。
ただ、大手企業であれば、全国の会場で選考会を行っているケースが多いです。
面接会場までの交通費は実費負担
面接(選考会)の会場が近ければいいんですが、遠方のメーカーに応募すると、面接も遠くまで出向かなければいけない可能性があります。
なお、面接会場までの交通費ですが、基本的には「実費負担」になります。
もし面接会場までが遠ければ、そこまでの交通費に数千〜数万円かかることもあります。
とはいっても、期間工に限らず、就職活動での交通費は実費負担するのが普通です。
この点については理解しておいてくださいね。
選考会参加費がもらえる会社もある
応募するメーカーによっては、面接を受けるだけで「選考会参加費」という手当が派遣会社から支給されることがあります。
そういう会社に応募すれば、たとえ不採用になっても、会場までの交通費は実質タダになります。
面接(選考会)の申込み方法
面接の予約方法には、2つのやり方があります。
- メーカー公式の求人サイトから申し込む
- 派遣会社経由で申し込む
ただ、派遣会社経由で申し込むことを前提に考えてください。
単純に、その方がメリットも多く、派遣会社からのサポートもあって安心して応募できるからです。
派遣会社経由で面接を申し込むときは、次のような流れになります。
【応募の流れ】
- 応募ページからWEB申込みをする
- 派遣会社との面接を予約する
- 派遣会社との面接
- 選考会(企業との面接)
- 合否通知
派遣会社との面接を挟むため、一見、直接応募した方がてっとり早いように思えます。
しかし、派遣会社との面接では、いろいろ質問したり相談にも乗ってくれたりしますし、履歴書の添削や模擬面接などもあります。つまり、実態はサポートの場になるので、あなたにとってはメリットになります。
したがって、派遣会社経由で選考会を予約するのがオススメです。
ただし、派遣会社によってサポート内容や特典が違うので、詳しくは「おすすめ派遣会社」をチェックしてくださいね。
派遣会社の面接に必要な持ち物
なお、派遣会社の面接で必要なものは、
- 履歴書
- 筆記用具
- 印鑑
- 身分証明書
です。
派遣会社との面接でも履歴書は必要になります。まだ準備ができてない方は「履歴書マニュアル」を参考にして用意しておきましょう。
派遣会社のイチオシ!ちなみに、業界で一番人気のある派遣会社は「アウトソーシング」。
入社祝い金が高く、サポート体制も充実しているので、ぜひアウトソーシング経由で選考会を予約してくださいね。
期間工の面接内容と当日の流れ
派遣会社との面接は「前準備」に過ぎません。本番は企業との面接、いわゆる選考会です。
「期間工の面接は楽勝」という人もいますが、それでも初めての方にとっては不安なはずです。なので、心構えとして面接で何をするのか知っておくことが大切です。
というわけで、ここからは期間工の選考会の内容と当日の流れについて説明します。
選考会の流れは次のとおりです。
※なお、選考会の内容はメーカーによって異なります。この内容ををすべて実施するところもあれば、面接だけのところもあります。
1.自分で面接会場へ行く
まずは、遅刻しないように面接会場まで行きましょう。
以前は、会場が「メーカーの工場」になっていることが多かったですが、最近は主要都市の会場で開催するケースも増えています。
前述のとおり、基本的に会場までは実費負担。
ただ、派遣会社経由で応募すれば祝い金などがもらえますし、面接会場までの詳しい行き方などを教えてくれるので安心ですよ。
2.企業概要、仕事内容、待遇などの説明
選考会当日、はじめはメーカー側からさまざまな説明があります。
主な内容は、
- 企業概要
- 期間工(工場)の仕事内容
- 期間工の待遇(給与など)
などです。
眠たくなるような話が続くかもしれませんが、これから働く方にとっては大事な内容なのでしっかり聞いておきましょう。
3.筆記試験
続いて、メーカーによっては筆記テストを行います。
ただ、期間工に「学力」はほとんど関係ありません。したがって、筆記テストといっても、
- 簡単な計算
- 漢字テスト
- 間違い探し
など、ごく一般的な学力を見るためのものです。
ハッキリ言ってめちゃカンタンです。
もちろん私も書けない漢字くらいはありましたが、合否に大きく影響しないので大丈夫ですよ。
4.握力測定、実技試験など
次に、簡単な「体力測定」のようなことを行います。
ここでもメーカーによってやることは違いますが、一般的には次の内いずれかのテストをします。
- 握力測定
- 片足立ち
- 反復横跳び
- 背筋力測定
- 空気椅子
- 手先の器用さを見る簡単な作業
- 慎重、体重測定
期間工は体を使う仕事ではありますが、「バリバリのスポーツマン」しか採用されないわけではありません。
ごく普通の体力があれば、全く問題ありません。
ただし、
- ちょっと動いただけでかなり疲れる
- 腰にバクダンを抱えている
などの症状があると、採用はちょっと厳しいかもしれません。もし採用されても、正直、仕事を続けるのはしんどいと思います。
とはいっても、単純作業を繰り返すような仕事なので、普段、問題なく生活できる健康体であれば楽々クリアできますよ。
5.面接
最も重要なのは、やはり「面接」です。
形式は「集団面接」か「個人面接」のどちらか。人数が多いと、たいていは集団面接になります。
いずれも、聞かれることは次のような内容がメインです。
- 志望動機
- どれくらいの期間を働く予定か
- 工場仕事の経験の有無
- 体力に自信はあるか
- 前職の退職理由
どの質問もすごく基本的なことばかりなので、「サラッと無難に」答えられるよう、何を言うか事前に想定しておきましょう。
とはいっても、期間工に限っては「圧迫面接」のようなことはないので、あまり緊張しすぎる必要はありません。
派遣会社経由で申し込めば「模擬面接」で練習もできるので、当日は落ち着いて対応できるはずです。
面接にかかる時間
以上が、選考会の内容です。もう一度確認しておきます。
- 企業説明
- 筆記試験
- 体力測定
- 面接
選考会でこれらをすべて行うと約2時間くらいはかかります。行う項目が少なければ1時間くらいで済むこともあります。
選考会の内容はメーカーによって異なるため、応募の際、利用する派遣会社に良く確認しておいてくださいね。
合否連絡は面接日の3日〜1週間後
合否の結果は、早ければ3日、遅くても1週間後にはわかります。
もし1週間が経っても合否通知の連絡がないようなら、すぐに派遣会社に確認を取ってください。
なお、通知の方法ですが、
- メールで合否結果が知らされる
- 合否通知が郵便で届く
- 派遣会社から合否の連絡が入る
- 選考会当日に発表される
のいずれかです。
通知が来るまで、果たして採用されるのか不安だと思います。
もしどうしても不採用になるか心配なようであれば、念のため、合否の結果を待っている間も就職活動を進めておくと良いです。
そうすれば、万が一、不採用になったときでも、すぐに次の応募へ切り替えられます。
面接(選考会)の持ち物
選考会当日の持ち物は、次の2つだけです。
履歴書(職務経歴書は不要)
派遣会社との面談の際、採用されやすい履歴書の書き方や添削サポートもあるので、修正する必要がある場合は直しておきましょう。
なお、期間工の面接では「職務経歴書」は必要ありません。履歴書に買いてある「職歴」だけの情報で十分です。
面接当日、履歴書が折れ曲がったり破れたりしてしまっては印象が悪くなるので、クリアファイルなどに入れて持っていくことをオススメします。↓
履歴書を買ったときに「茶封筒」も一緒に入っていますが、やはり紙なので折れ曲がってしまうこともあります。
ですから、クリアファイルがベストです。
ちなみに、面接のときのカバンは何でも良いです。
トートバッグやリュックなど、とにかく履歴書が折れ曲がらずに入るカバンにしてくださいね。↑
筆記用具
筆記用具も必須の持ち物です。↓
なぜなら、メーカーによっては筆記テストを行う場合もあるからです。
- ボールペン
- シャーペン(えんぴつ)
- シャーペンの芯(えんぴつの予備)
- 消しゴム
これらは最低限持って行きましょう。
入社後も、筆記用具は何かと使う場面があります。もし筆記用具をほとんど持っていない方は、コンビニなどで適当に揃えておくといいですよ。
メーカーとの面接は、最低限この2点さえ持っていけば大丈夫です。
面接の服装
どのような服装で面接に行くか悩ましいところですが、やっぱりスーツが基本です。スーツで印象が悪くなることはないですからね。
でも、なかにはスーツを持っていない方もいるはずなので、その場合は私服でもOK。ただし、私服でも「面接に適しているかどうか」は重要です。
面接は準備が命!
〜おわりに〜
今回は、期間工の面接における事前準備や当日の流れについての解説でした。
期間工は採用率が高いですし、メーカーも人手がほしくて募集しているわけですから、よほど問題なければ採用されるはずです。
とはいえ、面接は面接ですから、それなりに緊張すると思うので、ここで説明した内容をもとに面接の準備をしておいてくださいね。
まだエントリーしていないのであれば、派遣会社経由で応募するのも得策です。
その理由としては、
- 派遣会社から入社祝い金がもらえる
- 内定サポートがある
この2点。
採用を勝ち取るためのサポートもあるので、不安な方はぜひサービスを利用しましょう。
ちなみに応募するメーカーはもう決めましたか?
なので、正直なところ「稼げるメーカー」で働かないと損です。
もし応募するメーカーがまだ決まっていないようなら、ぜひ下記の「おすすめランキングTOP5」をチェックしておきましょう。