「トヨタと日野だったら、どっちが稼げる?」
「トヨタと日野の入社祝い金はそれぞれいくらもらえる?」
「年収だとどのくらい差があるの?」
期間工で稼げると評判のトヨタと日野ですが、どちらに応募しようか迷っている方には気になるところですよね。
この2社を比べると、どちらのほうが稼げるんでしょうか?
さっそく結論ですが、トヨタのほうが間違いなく稼げます。
日野の給料が安いわけではありませんが、トヨタの待遇がそれを上回るほど良いからです。
したがって、少しでも多く稼ぎたい方にはトヨタ期間工をおすすめします。
そうはいっても、金額を具体的に比べないと納得できないと思うので、今回はトヨタと日野の待遇の違いについて詳しく説明していきます。
トヨタと日野の給料・各待遇をそれぞれ比較
一般的な仕事のように「時給○○円」「月収○○円」と単純に給料を比較できればいいんですが、期間工の場合はそうもいきません。
なぜなら、期間工の給料には
- 基本給
- 入社祝い金
- 満了慰労金
- 各種手当
といった多くの手当が含まれるからです。
したがって、期間工の給料を比べるときは、これらをすべてひっくるめた「総支給」を導きだす必要があります。
というわけで、それぞれの手当ごとにトヨタと日野の待遇を比べてみましょう。
日給と月収を比較
まずはベースとなる基本給から見ていきます。
【基本給・月収の比較】
トヨタ | 日野 | |
日給 | 10,000〜 10,900円 |
10,000〜 10,500円 |
月収例 | 28.4〜 30.9万円 |
28.3〜 29.7万円 |
トヨタと日野は日給1万円からのスタート。2社とも後々昇給しますが、トヨタのほうがやや好条件になります。そのため、月収でもトヨタのほうが少し高くなります。
ただ、そこまで気にするほどの違いではありません。
入社祝い金を比較
続いて、入社祝い金です。
【入社祝い金の比較】
トヨタ | 日野 |
30〜45万円 (内20〜35万円はアウトソーシングからの支給) |
8万円 (内3万円はアウトソーシングからの支給) |
※派遣会社アウトソーシング経由で応募した場合
ご覧のとおり、トヨタと日野の入社祝い金は全然違います。時期によって多少変動はしますが、いずれにしてもトヨタのほうが遙かに高いです。
入社祝い金をもらい損ねないための注意点
ここで重要なのは、派遣会社(今回はアウトソーシング)からも入社祝い金がもらえる点です。
実は、派遣会社を通じて応募するだけで、メーカーと派遣会社から祝い金がダブルでもらえます。
一方、派遣会社経由ではなく、メーカーに直接応募すると祝い金は減ってしまいます。
ですから、祝い金をもらい損ねないためにも、派遣会社の紹介で応募することを前提に考えてくださいね。
参考記事:派遣会社経由で応募すべき理由
満了金を比較
契約期間に応じた「満了金の累計」を比べてみましょう。
【満了金の比較】
トヨタ | 日野 | |
3ヶ月 | 3万円 | 6万円 |
6ヶ月 | 20万円 | 12万円 |
12ヶ月 | 51万円 | 24万円 |
24ヶ月 | 119万円 | 48万円 |
35ヶ月 | 197万円 | ー |
3ヶ月では日野の方が上回りますが、それ以降は、トヨタのほうが2倍くらいの金額になります。
この差が非常に大きく響きます。
ちなみに、契約期間にも違いがあります。
トヨタ:最長2年11ヶ月
日野:最長2年
したがって、トヨタは最長で約3年間稼げますが、日野で稼げるのは2年間だけです。
短期なら問題ありませんが、長期の場合は、日野が不利になることは理解しておきましょう。
慰労金を比較
慰労金とは、その言葉のとおり「労をねぎらう」お金のことです。
頑張ったことへのお礼でもらえる手当なので、当然ながら、欠勤や遅刻、早退があると減額されます。
そのため、慰労金は「皆勤手当」として考えることもできます。
トヨタと日野の慰労金を比べてみます。
【慰労金の比較】
トヨタ | 日野 | |
3ヶ月 | 9.1万円 | 4.8万円 |
6ヶ月 | 18.3万円 | 13.4万円 |
12ヶ月 | 36.6万円 | 46.3万円 |
24ヶ月 | 73.2万円 | 122万円 |
35ヶ月 | 110万円 | ー |
トヨタは働いた期間に応じてほぼ一定額が支給されます。
一方、日野の場合は、1〜2年働くと金額が一気に増えます。
したがって、日野は短期よりも1年以上の長期で稼ぐのに適したメーカーです。
各種手当を比較
他にも、期間工がもらえる手当はまだまだあります。
【各種手当の比較】
トヨタ | 日野 |
赴任手当 2万円 |
早期赴任手当 10万円 |
初回更新特別手当 10万円 |
初回特別延長奨励金 10万円 |
経験者手当 1〜10万円 |
経験者手当 10万円 |
食事補助 1万円 |
ー |
家族手当 子ども1人あたり2万円/月 |
ー |
手当によってはすぐにもらえないものもありますが、いずれも半年以内には支給されます。
少しでも多く稼ぐためには、このあたりの手当も取りこぼしがないようにしたいところです。
短期(3ヶ月〜半年)の給料が高いのはトヨタと日野のどっち?
ここまで、それぞれの手当ごとにトヨタと日野の待遇を比べてきました。
何となくトヨタのほうが稼げそうな感じはしますよね。
では、上記で比較した情報をもとに「総支給」を導き出し、トヨタと日野のどちらが稼げるのかをハッキリさせましょう。
まずは短期の総支給から比べます。
3〜6ヶ月の給料を比較
トヨタ | 日野 | |
3ヶ月 | 145万円 | 114万円 |
6ヶ月 | 268万円 | 223万円 |
すべての手当を含めたところ、短期では、トヨタのほうが30〜40万円ほど多く稼ぐことができます。
たった数ヶ月でもこれだけの差が生じるのはデカいですよね。
したがって、短期でガッツリ稼ぎたい方にはトヨタ期間工をおすすめします。
応募する前に知っておくべきこと
ただし、前述のとおり、入社祝い金をきっちりもらうには「派遣会社の紹介」で応募することが必須です。
損をしないためにも、トヨタ期間工の応募方法をしっかり確認してください。
トヨタと日野の年収を比較
では、1年以上の長期で働くと、給料はどれくらい違ってくるのでしょうか?
トヨタと日野の年収を比較します。
1〜3年目の年収を比較
トヨタ | 日野 | |
1年目 | 496万円 | 446万円 |
2年目 | 459万円 | 456万円 |
3年目 | 507万円 | ー |
トヨタは入社祝い金が非常に高いため、1年目の年収はナント約500万円!
一方、日野は12ヶ月以降から慰労金が高くなってくるため、2年目の年収はトヨタと同等レベルまで上がります。
そして3年目になると、トヨタはますます稼ぎやすい条件になるため、年収は500万円を超える予想です。
なお、日野は最長2年までなので、3年目以降は稼げません。
この結果を踏まえると、トヨタのほうが稼げるのは一目瞭然。
というのも実は、期間工の求人のなかでトヨタが一番稼ぎやすいメーカーになるんですね。
つまり、「日野が稼げない」のではなく、「トヨタの条件が良すぎる」と言ったほうが正解です。
したがって、長期で稼ぐ場合でも、日野よりトヨタで働くことをおすすめします。
トヨタV.S日野!期間工の給料を比較した結果
今回は、トヨタ期間工と日野期間工の給料を比べてみました。
あらためて働く期間に応じて総支給の累計がいくらになるかチェックしましょう。
【トヨタV.S日野!総支給の比較】
トヨタ | 日野 | |
3ヶ月 | 146万円 | 114万円 |
6ヶ月 | 268万円 | 223万円 |
12ヶ月 | 496万円 | 446万円 |
24ヶ月 | 955万円 | 907万円 |
35ヶ月 | 1,462万円 | ー |
繰り返しになりますが、トヨタ期間工のほうが明らかに好条件なのは理解できるはずです。
ただ、1〜2年働くつもりなら、日野の期間工も悪くはありません。もし日野のほうが勤務地などの都合が良ければ、もちろん検討する価値はあります。
詳しくは、日野の募集ページを確認したうえで応募してくださいね。
今回の結果を見てもわかるように、たとえ同じ期間を働いても、その間に稼げる給料は全然違います。
たとえば、3ヶ月で「150万円稼げるところ」と「100万円しか稼げないところ」だったら、どちらがイイですか?
言うまでもないですよね。
つまり、それだけメーカー選びが重要だということ!
間違っても稼げないメーカーに入らないよう、応募先を決めるときは各社の条件をしっかり比較することが何よりも肝心です。