「マツダの期間工で働くと、給料はいくらもらえる?」
「入社祝い金やボーナスの条件は?」
「マツダは他社と比べて稼げる?」
マツダ期間工で働くことを検討している方もいるかと思いますが、どれくらい稼げるか気になりますよね。
結論から言うと、マツダの期間工は間違いなく稼げます。
40社以上の総支給を比較しましたが、マツダはその中で第4位にランキングするほど高待遇です。
ただ、マツダより稼げるメーカーがあるのも事実。
そこで今回は、マツダ期間工の給料の実態を他社と比べながら詳しく解説します。
給料面で納得したうえでマツダへ応募するようにしてくださいね。
マツダ期間工は基本給が安くても年収は高い
マツダ期間工の求人情報に書かれていることをチェックしてみると、
「入社祝い金35万円」
「月収例30.2万円」
「半年で241万円稼げる!」
「初年度年収420万円以上」
このように稼げることがでかでかとアピールされています。
こういう派手な広告を見ると、
「本当に稼げるの?」
「何か裏がありそう・・・」
と疑いたくなりますよね。
とはいえ、求人情報にウソを書いちゃうのはさすがにNGです! したがって、マツダがこれだけ稼げるというのは本当の話。
マツダ期間工は、最初の基本給は安いものの、他の手当も含めると最終的には相当稼げます。
ただし、忙しさや支給条件などによっては、もらえる金額が変わっている可能性もあります。ですから、そこのところをしっかり理解しておくことが大事です。
ここから、マツダ期間工の待遇を掘り下げて見ていきましょう。
マツダ期間工の給料を徹底分析
期間工の給料は「基本給」がベースになります。それにより、おおよその月収と年収が決まります。
ただし、期間工の給料には、
- 基本給
- 満了慰労金
- 入社祝い金
- 各種手当
がすべて含まれます。
ですから、これらを総合的に考え、最終的に総支給がいくらになるのかをチェックする必要があります。
では、それぞれの項目ごとに確認します。
月収
月収は給料の軸になるので気になりますよね。
ただ残念ながら、マツダの基本給は低めです。
この事実を知ってしまうと、マツダに応募するのをためらうかもしれません。
しかし、それも最初半年のガマンです。7ヶ月目以降は日給が9,000円以上にアップするので、他のメーカーと同等のレベルになります。
マツダ期間工の日給は、次のようにアップしていきます。
【基本日給の推移】
就労期間 | 基本日給 |
1〜6ヶ月目 | 8,020円 |
7〜24ヶ月目 | 9,130円 |
25〜35ヶ月目 | 10,250円 |
ただ、日給8,020円のときは稼げないのかというと、そうでもありません。なぜなら、残業代や深夜手当、休日出勤手当がしっかり付くからです。
マツダ期間工の割増条件は、次のとおりです。
【マツダの割増金】
手当の種類 | 割増幅 |
残業手当 | +30% |
深夜手当 | +50% |
休日出勤手当 | +40% |
特定時間割増 5:00~07:25 19:30~22:00 |
+28% |
たとえば、21日勤務すると、基本給だけでは16.8万円しか稼げません。
しかし、そのほかの手当がきちんと給料に反映されるので、基本給が低い最初の半年でも月収30万円以上稼ぐことは可能です。
【マツダ期間工の月収例】※日給8,020円の場合
月収例 | 労働条件 |
30万2085円 |
|
残業時間は配属部署や時期によって変わりますが、それでも28万円以上は稼げます。
そう考えると他メーカーと同等レベルの月収になりますから、「日給8,020円」というのはあまり気にしなくても大丈夫です。
ボーナス(満了慰労金)
それに、期間工には「満了慰労金」という制度があります。いわゆる「ボーナス」のようなもので、給料とは別に支給されるお金です。
これがあるお陰で、期間工の年収はグッとアップします。
【マツダの満了慰労金】
支給時期 | 支給額 |
6ヶ月満了 | 120,300円 |
12ヶ月満了 | 136,950円 |
18ヶ月満了 | 145,350円 |
24ヶ月満了 | 145,350円 |
30ヶ月満了 | 153,750円 |
35ヶ月満了 | 153,750円 |
総額:855,450円
マツダの契約更新は6ヶ月ごとになり、最長で2年11ヶ月まで延長できます。
満了慰労金も6ヶ月ごと(つまり、契約ごと)に支給されるので、その都度、契約満了まできちんと働けば、慰労金をもらい損ねることはありません。
マツダで最長まで勤め上げると、総額85万円も支給されます。これだけの手当が毎月の給料とは別につくわけですから、相当大きいですよね。
ただ、85万円と聞くと「そんなにもらえるの?!」と思うかもしれませんが、実はトヨタやスバル、日産、ホンダのほうが満了慰労金はたくさんもらえます。
【満了慰労金 高額ランキング】
メーカー | 満了慰労金(2年11ヶ月) |
トヨタ | 200万円 |
ホンダ | 184万円 |
日産 | 150万円 |
スバル | 122万円 |
マツダ | 85万円 |
マツダの満了金が決して安いわけではありませんが、上位4社の支給額は異常に高いです。
この満了金の支給額によって「最終的にいくら稼げるのか」が大きく変わっています。ですから、応募するメーカーを選ぶときは、必ず満了金の条件を比較するようにしてください。
入社祝い金
そして、満了金と同じくらい注目すべきなのが「入社祝い金」です。
これは文字どおり、入社すればもらえるお金で、働き始めて1〜2ヶ月すると支給されるのが一般的です。
入社祝い金が高いメーカーは40万円以上も支給されますが、まったく支給されないメーカーもあります。
とくに短期の場合は、この入社祝い金の影響が非常に大きいので、できるだけ好条件のところに応募したほうが断然お得です!
なかでも、マツダの入社祝い金はトップクラスの待遇です。
【マツダの入社祝い金】
支給元 | 内訳 | 支給額 |
アウトソーシング 人材紹介会社 |
入社祝い金 | 20万円 |
選考会参加費 | 10万円 | |
マツダ | 入社祝い金 | 15万円 |
※時期によって変動する可能性があります。
総額:45万円
マツダの求人情報には、
「最初の半年で241万円稼げる!」
と書かれていますが、そのうち45万円は入社祝い金。なので、この入社祝い金がいかに重要か理解できると思います。
ただし!
45万円のうち「30万円」はアウトソーシング(人材紹介会社)から支給されます。
なお、アウトソーシング経由で応募すると「内定サポート」も受けられます。「確実に採用を勝ち取りたい!」という方にもメリットは大きいですよね。
しかもサービスは無料なので、その点も安心です。
ですから、アウトソーシング経由でマツダへ応募することをオススメします。
ちなみに、マツダの公式サイトから応募すると入社祝い金は15万円しかもらえなくなってしまうので、十分に注意してくださいね。
各種手当
さらに、マツダの待遇はこれだけに留まりません。
満了金、祝い金以外にも、期間工にはさまざまな手当が付きます。なかには毎月支給される手当もあるので、それも月々の給料として考えることができます。
【各種手当と支給条件】
手当・待遇 (支給額) |
支給条件・詳細 |
契約更新手当 5万円/更新ごと |
契約更新後、初回給与日に支給 |
皆勤手当 2万円/月 |
1ヶ月の出勤率100%の場合に支給 |
特別手当 夏季3万円 冬季3万円 |
夏季、冬季連休前に入社し、連休明けの初回給与日に在籍していること |
食事補助 1.5万円/月 |
|
経験者手当 10万円 |
過去6ヶ月以上の契約満了者が再赴任した場合に支給 |
赴任旅費 選考会場から勤務先までの規定額 |
初回給与日に支給 |
帰任旅費 赴任時と同じ額 |
契約満了者のみ支給 |
有給休暇 年間10日 |
試用期間(2週間)終了後 |
◆契約更新手当
契約を更新するごとにもらえる手当なので、長期で働く方には大きなメリットです。
たとえば、
1年で退職する場合→5万円支給
1年半で退職する場合→合計10万円支給
2年で退職する場合→合計15万円支給
2年半で退職する場合→合計20万円支給
2年11ヶ月フル満了の場合→合計25万円支給
という具合に手当も増えていきます。
◆皆勤手当
その月の出勤率が100%であれば、月収が+2万円になります。頑張って働く方には大きなモチベーションになると思います。
メーカーによっては皆勤手当が出ないところもあるので、年収で考えると大きな差になります。
◆特別手当(夏季・冬季手当)
これは連休中のちょっとしたボーナスのようなものです。
支給されるのは連休後ですが、休みの間の出費に余裕ができるので嬉しいですよね。
◆食事手当
出勤率100%の場合に食事手当はもらえます。毎月(最大9ヶ月)支給されるので、これも月収にプラスして考えることができます。
◆赴任・帰任旅費
県外から赴任する場合は、引越し費用もバカになりません。遠方になると、往復で20万円以上かかるケースもあります。
しかし、これも会社が負担してくれるので、たとえ遠方からの赴任でも引越し費用の心配はいりません。
◆有給休暇
通常、6ヶ月以上勤務すると有給をもらえる場合が多いですが、マツダは2週間の試用期間が終わると支給されます。
期間工が初めての方でも、有給休暇をうまく使いながら契約満了まで働きやすいと思います。
このように、マツダは給料以外にも手厚い待遇が整っています。毎月の給料もプラスになりますし、初めての方でも非常に働きやすい環境です。
このあたりの待遇もトータルで考えることが大切です。
寮費
期間工で働きたい人のなかには「貯金目的」の方もいるはず。その場合は「もらえるお金」だけでなく、寮費にも注目しましょう。
メーカーによっては数千〜数万円の寮費がかかるところもありますが、マツダの場合は無料です!
【マツダの寮費】
詳細 | |
寮 | 個室寮 寮費無料 |
水道光熱費 | 無料 |
設備 | 寝具一式 TV 冷蔵庫無料 冷暖房完備 インターネット環境あり |
部品系メーカーでは寮費が有料のところもあるなか、自動車メーカーは無料のところが大半です。しかも、自動車メーカーのほうが給料は高いです。
したがって、お金を貯めるのであれば、マツダを含めた自動車メーカーの期間工で働くほうが良いです。
マツダ期間工の6ヶ月(半年)の給料
ここまで、マツダ期間工の給与形態について詳しく見てきましたが、結局のところ、総支給でいくら稼げるのでしょうか?
まずは最短契約である6ヶ月の総支給をチェックします。(参考までに、他社とも比較します。)
【短期で最も稼げるメーカーランキング】
ランキング | 6ヶ月の総支給額(目安) |
トヨタ | 273万円 |
日産車体九州 | 265万円 |
スバル | 247万円 |
いすゞ | 245万円 |
マツダ | 244万円 |
※祝い金を含めた総支給額なので、時期によって順位変動する可能性はあります。
大手40社を比較したところ、マツダは第5位でした。半年で244万円も稼げるんですから文句ナシです!
ただ、マツダより高待遇なメーカーがあるのも事実。
短期で少しでも多く稼ぎたい方は、「3〜6ヶ月で最も稼げる求人TOP5」をご確認ください。
マツダ期間工の年収
では、さらに長期で働いた場合の総支給も見てみましょう。
マツダ1年目の年収は第4位
1年目は基本給が低いですが、その代わり、入社祝い金が含まれます。
そのため、下記の表のとおり、未経験1年目でも相当高い年収になります。
【1年目の年収ランキング】
ランキング | 1年目の年収目安 |
トヨタ | 496万円 |
日産 | 454万円 |
スバル | 451万円 |
マツダ | 446万円 |
ホンダ | 445万円 |
結果、マツダは第4位! 上位5社はいずれも年収450万円クラスのメーカーばかりです。
この結果を見ると、やっぱり自動車メーカーは待遇が良いことが理解できます。
しかし、なかでもトヨタの年収はズバ抜けて高いですよね。これは、ボーナスの高さが大きく影響しているからです。
マツダ2年目の年収は第5位
2年目は入社祝い金が含まれない分、年収はやや下がります。
とはいえ、上位5社は年収400万円を軽く超えることが一目瞭然です。
【2年目の年収ランキング】
ランキング | 2年目の年収目安 |
トヨタ | 459万円 |
日産 | 448万円 |
ホンダ | 443万円 |
スバル | 437万円 |
マツダ | 424万円 |
マツダ2年目の基本給は「日給9,130円」です。
しかし、他社と比べるとやや劣るため、年収でも若干の差が生じます。
とはいっても、年収430万円近くはあるので、十分稼ぐことはできます。
マツダ3年目の年収は第3位
どのメーカーも長期で働くほど、基本給と満了金がアップする仕組みになっています。そのため、3年目になると、期間工の年収は450万円を超えてきます。
【3年目の年収ランキング】
ランキング | 3年目の年収目安 |
トヨタ | 507万円 |
スバル | 467万円 |
マツダ | 452万円 |
日産 | 451万円 |
ホンダ | 443万円 |
3年目になると、マツダの基本給は10,250円までアップします。総支給を比較すると、マツダは第3位という結果になりました。
ただ、ここでも際立つのが「トヨタ」です。
基本給やその他の手当で大きな違いはありませんが、やはり「トヨタの満了金はスゴすぎる!」というのが正直な感想です。
年収を見ると、なんと500万円超え!
いずれにしても、この5社が期間工求人のなかでトヨタが最も稼ぎやすいのは確かです。なので、応募の際は、ぜひ候補に入れてくださいね。
マツダ期間工はいくら貯金できる?
ここまでの説明で、マツダ期間工がいくら稼げるのか理解できたと思います。
ただ、貯金目的で働く方は、手取りがいくらで、どのくらいのお金が残るのか想定しておきたいですよね。
まずは、総支給から引かれるお金を考えてみましょう。
◆税金・保険料など(控除額)
毎月の給料から税金が引かれることになります。
具体的には、
- 雇用保険料
- 健康保険料
- 年金保険料
- 所得税
があります。
これらの税額はメーカーによる違いはほとんどなく、その方の収入によって変動します。
期間工の場合、これらの税金を合計すると毎月平均で4.5万円くらい。つまり、毎月の給料から4.5万円が引かれ、残りが手取りとして支給されます。
したがって、控除額は年間約54万円になります。
◆住民税
さらに、住民税もかかってきます。税額は去年の所得に応じますが、だいたい約20万円は支払うことになると思います。
なお、住民税は給料から差し引かれずに自分で支払うケースもあるので、ここでは「給与控除」とは分けて考えます。
◆毎月の生活費
毎月の生活費を洗い出してみると、
- 食費2万円
- スマホ8千円
- 生活費3万円
これくらいは最低でも毎月出費することになると思います。
月々の生活費は5.8万円なので、年間で約70万円の出費になります。
【税金・出費の合計】
給与控除 | 住民税 | 生活費 | 合計 |
54万円 | 20万円 | 70万円 | 144万円 |
したがって、総支給額から144万円を差し引けば、おおよその貯金額が計算できます。
これを踏まえて、貯金がいくら貯まるのかを計算します。
マツダの期間工はこれだけお金が貯まる!
総支給 | 税金・出費 | 貯金 | |
1年目 | 446万円 | 144万円 | 302万円 |
2年目 | 424万円 | 144万円 | 280万円 |
3年目 | 452万円 | 144万円 | 308万円 |
合計 | 1,322万円 | 432万円 | 890万円 |
マツダの期間工で働き、なおかつ、寮で生活をすれば、年間でおおよそ300万円近くの貯金ができます。
普通に一人暮らしをしていれば、家賃や光熱費、食費も含めると、毎月15万円くらいの出費は覚悟しなければいけません。
ですから、どれだけがんばっても、せいぜん1年で100万円程度の貯金が限界でしょう。
そう考えると、正直、寮生活は地味ですが、お金を貯めたい人には打って付けの環境なのは間違いありません。
【補足】マツダは期間工から正社員も目指せる
「マツダの期間工は稼げる」というのは、ここまでの説明で実証済みです。
ただ、マツダの魅力は待遇だけではありません。
実は、マツダは「期間工から正社員になりやすいメーカー」でもあります。
つまり、年間100名以上が期間工から正社員へキャリアアップしていることになります。

短期でガッツリ稼ぎたいという方には関係のない話かもしれません。
しかし、安定した人生設計を築いていきたい方にとっては、「正社員になりやすい」というのは最重要ポイントになるはずです。
登用実績をリサーチしたところ、マツダは「正社員になりやすいメーカー」でも第3位にランキング入りしています。
マツダ期間工の給料は総合ランキングで第4位!
〜まとめ〜
いかがでしたか。
今回は、マツダ期間工の給料や待遇についての実態をリサーチしてみました。
あらためて、マツダの総支給を確認してみましょう。
- 6ヶ月244万円
- 12ヶ月446万円
- 24ヶ月870万円
- 35ヶ月1,322万円
ご覧のとおり、短期、長期問わず、マツダの期間工は非常に稼ぎやすいです。実際に、ランキングでも上位に食い込みます。
それに正社員登用にも積極的で、人気の高いメーカーでもあるので、マツダは「総合力の高い優良求人」だと言えます。
ですから、勤務地などの条件が問題なければ、迷わず応募するべきです。
しかしながら、マツダよりも稼げるメーカーがあるのも事実です。
もし勤務地などの条件に縛りがないのであれば、全国の求人から「より多く稼げる会社」を選ぶのが賢明ではないでしょうか。
ちなみに、全国にある大手40社以上のうちで最も稼げる期間工求人はこちらです。