期間工の求人のなかでも、デンソーは男女問わず非常に人気があるため、応募を考えている方もいるかと思います。
でも、具体的にいくら稼げるのか気になりますよね。
さっそく結論ですが、デンソー期間従業員の給料はこちらです。
デンソーはこれだけ稼げる!
- 半年:213万円
- 1年目:445万円
- 2年目:499万円
- 3年目:510万円
ふつう、部品メーカーは給料がもう少し低いんですが、デンソーは日本の大手自動車メーカーと同等か、それ以上です。
デンソーは、世界中で部品が使われるグローバル企業ですから、待遇も「超優良級」と言えるかもしれません。
というわけで今回は、デンソー期間工の待遇についてさらに詳しく見ていきましょう。
なお、選考会の予約も早めに埋まってしまうので、デンソー期間工で働いてみたい方はすぐに応募することをおすすめします。
デンソー期間工は1年ごとに日給・月収がアップする
まずは、給料のベースとなる月収についてです。
デンソーは日給9,900円スタートとそこそこ高水準で、2年目、3年目と長期で働くことで給料はアップしていきます。
【日給と月収】
日給 | 時給換算 (残業代) |
月収 | |
1年目 | 9,900円 | 1,264円 (1,643円) |
294,720円 |
2年目 | 10,900円 | 1,391円 (1,808円) |
324,470円 |
3年目 | 11,200円 | 1,430円 (1,859円) |
333,430円 |
※月収は「20日勤務、残業20時間、夜勤あり」の条件で計算
大手メーカー期間工の平均月収は約27.5万円なのに対して、デンソーの月収は30万円前後。
基本給だけを見ても、デンソーは間違いなく稼げる部類に入ります。
デンソー期間工のボーナス「満了金」「慰労金」は総額300万円
もちろん基本給だけでなく、デンソーの期間工はボーナスも高額です。
〈期間工のボーナスとは?〉
期間工の場合は、「満了金」と「慰労金」の合計をボーナスとして考えます。
満了金:6ヶ月契約を終える毎に貰える手当
慰労金:皆勤手当のようなもの
デンソーのボーナスは、以下のとおりです。
満了金 | 慰労金 |
〜6ヶ月:1,000円/日 以降:2,500円/日 |
〜6ヶ月:1,500円/日 以降:2,000円/日 |
この金額から、半年の契約ごとにボーナスがいくらもらえるのか計算してみました。↓
【満了報奨金と慰労金】
満了金 | 慰労金 | ボーナス合計 | |
6ヶ月 | 12万円 | 18万円 | 30万円 |
12ヶ月 | 30万円 | 24万円 | 54万円 |
18ヶ月 | 30万円 | 24万円 | 54万円 |
24ヶ月 | 30万円 | 24万円 | 54万円 |
30ヶ月 | 30万円 | 24万円 | 54万円 |
36ヶ月 | 30万円 | 24万円 | 54万円 |
3年間の総額:300万円
前述のとおり、デンソーは基本給が高かったですが、それに加えてこれだけのボーナスが支給されます。
だから、総支給が一気にアップするんです。
ただし、慰労金は出勤率が影響するので、休んだり遅刻早退などがあったりすると減額されます。
デンソー期間工は入社祝い金がない
残念なのは、デンソーは入社祝い金が出ないことです。
大手自動車メーカーなどでは数十万円の入社祝い金が支給されるところもあるので、それを踏まえると、この点はデンソーのデメリットといえます。
ただ一応、「入社・赴任手当2万円」はもらえるので、これを祝い金として見なすことはできるでしょう。
デンソーは長期で働くことで恩恵を受けられるような給与形態を取っていることを考えると、入社祝い金目当てで応募してくる人より、ある程度の長期でじっくり働いてくれる人材を求めているのだと思います。
したがって、デンソーの場合は、数ヶ月の単発で働くより1年以上の長期勤務がおすすめです。
デンソー期間工の各種手当
それでは、ほかの細かな手当もチェックしておきましょう。
【各種手当】
種類 | 詳細 |
6ヶ月在籍手当 | 50,000円 6ヶ月満了ごとの支給 |
再入社手当 | 10,000円 前回契約期間を満了し、退職後1年以内に再入社した方 |
赴任旅費 | 入社日から2~3週間以内に規定額を振込 |
帰郷旅費 | 実働40日以上勤務した入寮者に対し、退職日から2~3週間以内に規定額を振込 |
赴任・帰郷旅費は、だいたいどのメーカーも負担してくれます。
注目なのは「6ヶ月在籍手当」です。
デンソー期間工は6ヶ月契約を繰り返してきますが、1回の契約を終えるごとに5万円のボーナスが支給されます。
地味ではありますが年間で10万円にもなるので、やはり長期で働くほうがメリットは大きいです。
デンソー期間工の年収は驚異の500万円超え!
ここまで、デンソー期間工の待遇を細かくチェックしてきましたが、あらためて就労期間ごとに「総収入」を確認しましょう。
半年の総収入
デンソー期間工「初回契約6ヶ月」の給料はこちら。
【6ヶ月の総収入】
- 月収29.4万円×6ヶ月
- 赴任手当2万円
- 満了報奨金12万円
- 慰労金18万円
合計213.8万円
期間工求人全体では、半年の総支給における平均は203万円です。
それに対してデンソーは213万円ですから、驚くほど高額とはいえません。
1〜3年の年収
しかしながら、デンソーは6ヶ月以降にボーナスが一気にアップするため、年収ベースでは相当稼ぐことができます。
【1〜3年目の年収とその累計】
年収 | 累計 | |
1年 | 445.6万円 | 445.6万円 |
2年 | 499.2万円 | 944.8万円 |
3年 | 510万円 | 1454.8万円 |
1年目の年収でも十分なくらいですが、2年目3年目ではナント年収500万円前後もあります!
しかも、休日出勤なしで残業も一般的な時間で計算しているので、かなり現実的な数字です。
もちろん、この設定より忙しくなれば、年収はさらに高くなるでしょう。
ちなみに、世間の20代30代の平均年収はこちらです。↓
【一般的な平均年収】
男性 | 女性 | |
20代 | 342万円 | 319万円 |
30代 | 390万円 | 333万円 |
この金額と比べれば、デンソー期間工の待遇がいかに良いか理解できるかと思います。
デンソー期間工の給与明細から「手取り」を計算
ただ、もちろん、上記の総支給から以下のような税金が引かれるので、手取り給料はもう少し下がります。
【控除項目】
- 雇用保険料
- 健康保険料
- 年金保険料
- 所得税
- 社宅寮光熱費(入寮者のみ)
- 食事代
税額は主に「昨年の所得」に応じて決まるため一概には言えませんが、おおよそ以下の金額が目安になります。
【控除額の目安】
- 自宅通勤者の場合:約45,000円/月
- 入寮者の場合:約69,000円/月
※入寮者は、光熱費7,000円と寮の食事代も含まれます。
手取り月収
では、上記の金額を差し引くと、手取りはいくらになるでしょうか。
【手取り月収】
手取り月収 (自宅通勤) |
手取り月収 (入寮) |
|
1年目 | 24.9万円 | 22.5万円 |
2年目 | 27.9万円 | 25.5万円 |
3年目 | 28.8万円 | 26.4万円 |
税金で引かれるとどうしても少なく感じますが、手取りでこれだけあれば十分稼げる部類に入ります。
手取り年収
なお、ボーナスにも税金がかかるため、年間ではさらに以下の金額が控除されます。
これを踏まえて、手取り年収もチェックしておきましょう。
【手取り年収】
手取り年収 (自宅通勤) |
手取り年収 (入寮) |
|
1年目 | 371.6万円 | 342.8万円 |
2年目 | 425.2万円 | 396.4万円 |
3年目 | 436万円 | 407.2万円 |
2年目、3年目は手取りでも400万円超えですから、デンソーの待遇の良さを痛感します。
入寮者は光熱費と食事代が引かれますが、家賃は無料なので、節約すれば年間200〜300万円の貯金は可能です。
【結論】デンソー期間工の給料は異次元だった。
〜まとめ〜
いかがでしたか?
期間工の求人のなかでも、デンソーがいかに稼げるメーカーか理解できたかと思います。
あらためて、働いた期間に応じた総収入を載せておきます。
就労期間ごとの総収入(累計)
- 6ヶ月:213万円
- 12ヶ月:445万円
- 18ヶ月:695万円
- 24ヶ月:944万円
- 30ヶ月:1,199万円
- 36ヶ月:1,454万円
経歴や学歴、年齢、性別が問われない仕事で、これだけ稼げれば万々歳です。
しかも、デンソーは部品メーカーになるので、体への負担も軽め。
もちろん夜勤があるので「楽に稼げる」とは言いませんが、工場求人のなかでデンソーは抜群の待遇を誇ります。
ただし、全国的にも人気メーカーとあって、選考会の予約はすぐに埋まりやすいです。
もし「働いてみよう」という気になった方は、入社日が遅くならないように早めに応募することをおすすめします。