他県の期間工求人に応募して赴任することになった場合、そこまでの引っ越し費用は会社が負担してくれるんでしょうか?
貯金がギリギリだと、赴任するのにいくらかかるのか、また、費用を自分で負担することになるのか気がかりですよね。
そこで今回は、期間工の赴任旅費や引っ越し費用について詳しく解説します。
赴任旅費(赴任先までの交通費)は会社負担
どの会社の募集要項をみても、基本的には「赴任旅費支給」と書かれています。
旅費とは、要するに「交通費」のこと。
つまり、「赴任先までの交通費」は会社が負担してくれます。
移動手段は、交通機関または車のどちらでもOKです。
〈交通機関〉
電車、新幹線、飛行機、バス、船などの公共交通機関
〈車赴任〉
高速道路代、フェリー代など
どの手段でもかかった費用は会社負担になりますが、ビジネスクラスなどの割高料金は請求できないので注意してくださいね。
赴任旅費の支給額
会社が負担してくれるのは、基本的に「面接地→勤務地までの交通費」です。
たとえば、鹿児島から愛知へ赴任する場合でも、面接が福岡で開催されれば、赴任旅費は「福岡→愛知」となります。
したがって、このケースでは、「鹿児島→福岡」の交通費は自己負担になります。
赴任旅費はいつ支給される?
赴任旅費が支給されるのは、おおよそ入社から2週間後。
初回給料日を待たなくても、赴任旅費は早めに支給されます。
ただ、入社後に振り込まれることになるので、赴任先までの交通費は一旦、あなた自身が立て替えなければいけません。
ですから、赴任する方は、最低でも「行きの交通費」と「1ヶ月分の生活費」は必要になります。
交通費の領収書は忘れずに!
なお、交通費がいくらかかったのか証明するために、「領収書」の提出を求められます。
ふだん領収書をもらう習慣なんてないと思いますが、公共交通機関などの領収書は忘れずにもらってください。
↑券売機でも「領収書ボタン」を押せば発行されますが、うっかり押し忘れてしまうこともあります。
↑ですから、チケットは駅の窓口で買うことをオススメします。
そうすれば、新幹線から在来線までのチケットの領収書をまとめて発行してもらえます。
〈車で赴任する方へ〉
車で赴任する場合も、いつもと同じようにETCを使うと領収書が発行されません。
ですから、高速道路を使う方は、今回にかぎり、「一般」のほうを通って窓口で領収書をもらうようにしてください。
引っ越し費用(荷物の送料)は自己負担
では、手で持っていけない荷物がある場合はどうなるんでしょうか?
実は、交通費は会社負担でも、荷物の送料は自己負担するのが一般的。
中には「ダンボール2個までの送料は会社負担」というメーカーもありますが、たいていの会社は負担してくれません。
寮には生活できるだけの必要最低限の備品はそろっているので、ほとんどの方は「スーツケース1個」の身軽な状態で赴任します。
ダンボールで荷物を送るといくらかかる?
ちなみに「ゆうパック」でダンボールを送ると、たとえば福岡→愛知間だと4,120円かかります。
(参考:郵便局HP「ゆうパックの料金計算」)
どうしても必要なものは郵送すればいいですが、狭い寮(1Rまたは1K)に何でも持ち込むと、もっと狭くなってしまいます。
ですから、はじめの持ち物は必要最低限に留めておき、生活に慣れてきたら、その都度、いるモノを買いそろえていく方が良いです。
赴任先に送らない荷物はトランクルームに保管
中には、一人暮らしで住んでいた賃貸物件を解約して赴任する方もいるかと思います。
その場合、家具や家電などもあるため、とてもじゃないですが寮に持ち込める荷物量ではありません。
ですから、家財は一旦、すべて「トランクルーム」などに預けておくことをおすすめします。
もちろん費用はかかりますが、正直、これ以外の方法はないと思います。
でも、期間工を2〜3年以上続けるつもりなら、その間、保管料をずっと払うより、家財はぜんぶ売ったり処分したりするのも一つの方法ですよ。
期間工の引っ越し代がプラスで返ってくる方法
今回は、期間工の引っ越し費用についての解説でした。
内容をカンタンにまとめます。
〜まとめ〜
- 赴任旅費(交通費):会社負担
- 引っ越し費用(荷物の送料):自己負担
ポイント!
- 交通費の領収書は忘れずに
- 支給は入社から約2週間後
- ダンボールを送るなら「ゆうパック」がおすすめ
- 家財の保管は「トランクルーム」が便利
基本的に、赴任先までの交通費は会社が負担してくれますが、荷物の送料は自己負担になってしまうので注意しましょう。
●おトクな応募方法
一旦、交通費を実費負担するのはイタいかもしれませんが、あとから入社祝い金がガッポリ振り込まれれば、金銭的にも一気にラクになります。
●稼げる会社に応募しよう
そして、もっとも肝心なのは、しっかり稼げるメーカーに応募すること!
メーカーによって給料は全然違うので、応募先を選ぶときは気をつけてくださいね。↓