出典:https://www.denso-logitem.com/
デンソー期間工の定着率は、なんと90%とも言われています。
そのため、期間工を一度退職しても、リピーターとして再入社する人も少なくありません。
あなたも今、デンソーの期間工でまた働こうか考えている最中ではないでしょうか?
経験者なら下手にほかのメーカーに移るより、またデンソーの期間工で働いたほうが賢明です。
というのも、以前、デンソーを満了退職した方であれば、再入社後にかなり優遇されるからです。
そこで今回は、デンソーの期間工で再雇用された場合の給料について詳しく見ていきましょう。
目次
デンソー期間工にリピーターが多い理由
期間工は「有期雇用」の仕事なので、契約が終わればいずれ退職することになります。
しかし、一定期間をおけば、また同じ会社に再入社することも可能です。
そしてデンソーは、期間工のリピート率が非常に高いメーカーでもあります。
その理由としては、次の3つが考えられます。
- 再入社すると優遇される
- 職場環境がいい
- 女性の割合が多い
まず第一に、待遇の良さがあります。
期間工1回目でもかなりの給料がもらえますが、2回目はさらに優遇されます。
(再雇用後の給料はこちら↓)
社員と期間工の壁もなく、常識人も多いため、自然と「また戻りたい」と思える職場環境なのもデンソーの魅力でしょう。
また、女性社員の割合が多いのも、リピート率が高い要因といえます。
男性としてはモチベーションが上がりますし、女性としても周りに同性の人が多ければ断然働きやすいからです。
これが、デンソー期間工にリピーターが多い理由です。
デンソー期間工で再雇用されるメリット
では、期間工としてデンソーに再入社すると、どのようなメリットがあるんでしょうか?
1.高い日給からスタートできる
デンソーの期間工は、1年目、2年目、3年目と日給がアップしていきますが、再び入社すると、前回の日給を引き継ぐ形でスタートできます。
たとえば、前回3年のフル満了で退職していれば、再入社すると日給11,300円からのスタートになります。
2.再入社手当がもらえる
前回、契約満了のタイミングで退職した方が対象ですが、1年以内に再入社すれば手当が1万円もらえます。
地味ですが、ないよりはマシです。
3.満了金がアップする
そもそも、デンソー期間工のボーナスは非常に高いんですが、再入社すると「経験者特別慰労金」が加わるため、さらに稼げるようになります。
4.有給がすぐに寄与される
期間工1回目のときは、最初の6ヶ月が過ぎるまで有給はもらえません。
しかし、再雇用された場合は、すぐに3日間の有給がもらえます。
以上の4つが、デンソー期間工で再雇用された場合のメリットです。
デンソー期間工の再雇用後の給料
それでは、上記4つの恩恵を受けられるデンソー期間工のリピーターは、給料がどれくらいアップするんでしょうか?
再入社した1年目の待遇を見てみましょう。
【リピーター1年目の待遇】
1〜6ヶ月 | 7〜12ヶ月 | |
日給 | 11,300円 | 11,300円 |
月収 21日勤務、残業20時間の場合 |
34.3万円 | 34.3万円 |
慰労金 | 1,500円/日 | 2,000円/日 |
経験者特別慰労金 | 1,500円/日 | ー |
満了報奨金 | 1,000円/日 | 2,500円/日 |
6ヶ月在籍手当 | 50,000円 | 50,000円 |
赴任手当 | 20,000円 | ー |
再入社手当 | 10,000円 | ー |
デンソー期間工のリピーターは、このとおり、日給が非常に高額です。
そのため、一般的な労働時間でも月収が34万円以上になります。
さらに、再入社後の半年間は「経験者特別慰労金」が加わるため、これも総支給がかなり影響します。
では、この条件のもと、再入社した「最初の6ヶ月」と「次の6ヶ月」の給料を計算してみましょう。
リピーター(1〜6ヶ月)の給料
- 月収34.3万円×6ヶ月=205.8万円
- 慰労金1,500円×120日=18万円
- 特別慰労金1,500円×120日=18万円
- 満了金1,000円×120日=12万円
- その他手当8万円
総収入:約262万円
リピーター(7〜12ヶ月)の給料
- 月収34.3万円×6ヶ月=205.8万円
- 慰労金2,000円×120日=24万円
- 満了金2,500円×120日=30万円
- 6ヶ月在籍手当5万円
総収入:約265万円
このように、優遇されるもろもろの手当を合計すると、再入社1年目でも相当稼げることが分かります。
デンソー期間工1回目と2回目の給料を比較
ちなみに、デンソーに「未経験入社した1回目」と「再入社した2回目」の給料がどれくらい違うのか比べてみました。
【1回目と2回目の給料を比較】
1回目 | 2回目 リピーター |
|
1〜6ヶ月 | 224万円 | 262万円 +38万円 |
7〜12ヶ月 | 247万円 | 265万円 +18万円 |
1年目の年収 | 471万円 | 527万円 +56万円 |
※月21日勤務、残業20時間で給料を計算
1回目の給料でも十分なくらいですが、リピート後の年収はなんと527万円!
期間工のリピーターが多いのも納得です。
なお、今回は一般的な労働条件で計算しましたが、残業時間によっては上記よりさらに稼げる可能性もあるでしょう。
デンソーに再入社するまでの流れ
上記の結果を見れば、デンソーに再入社するモチベーションも上がったのではないでしょうか?
というわけで、ここからは、デンソー期間工に再入社する流れを簡単に説明します。
①期間工1回目を満了退職する
まず大前提として、前回、契約が満了したタイミングで退職していることが大事です。
デンソーの期間工は競争率が高いため、前回、契約の途中で辞めてしまった場合は再雇用されにくくなってしまいます。
②ハローワークで失業保険の手続きを行う
次に、ハローワークに行って失業保険の手続きを行いましょう。
デンソーで働いていた間、給料から雇用保険料が天引きされていたはずですから、退職後は失業保険の対象者になります。
③クーリング期間を空ける
前回退職してからすぐに再入社できるわけではなく、一定期間(クーリング期間)を空ける必要があります。
クーリング期間は6ヶ月間になるので、たとえば、前回6月1日に退職した場合は12月2日(半年後)になれば再入社が可能です。
その間、失業保険でのんびり過ごしていてもいいですが、デンソーに必ず出戻りできるとは限りません。
ですから、再入社するまでの半年だけでも、別メーカーの期間工で働くことも検討してみましょう。
その理由は、以下のとおりです。
- デンソーに再入社できなくても、別メーカーで働いてれば無職は避けられる
- 失業保険の代わりに、再就職手当がもらえる
- 失業保険だけで生活すると貯金が減るが、仕事をすればプラスになる
- 頭がボケない、体がなまらない
クーリング期間をどう過ごすかはあなたの自由ですが、モチベーションを下げないためにも、どこかで働いたほうが良いかと思います。
④再入社(再応募)する
前回退職してから6ヶ月が経つと、デンソーから「再入社を勧誘するハガキ」が送られてくるケースがあります。
その場合、前回辞めてから1年以内であれば、面接なしで再入社できます。
もちろんハガキが届かなくても再入社は可能なので、また応募すれば大丈夫です。
デンソー期間工のリピーターになるなら正社員で働くことも視野に入れよう!
〜おわりに〜
デンソー期間工は契約2回目になるとさらに優遇されるため、リピーターとしてまた働くメリットは大きいです。
ただし、デンソーの期間従業員として一生働けるわけではありません。
ですから、将来のことを考えると、デンソーに再入社した際は「正社員をめざす」ことも考えてみてはいかがでしょうか?
デンソーは今後まだまだ発展していく可能性のある会社ですから、正社員になるチャンスは十分にあると思います。