期間工を募集する企業のなかでも、「自動車メーカー」の待遇はとくに良いです。
そのため、今回取り上げる「トヨタ」と「マツダ」の求人はとても人気があります。
でも、だからこそ、どちらの期間工に応募するか迷いますよね?
トヨタとマツダの募集ページを見ると、どちらも稼げそうな雰囲気は伝わってきますよね。
トヨタ期間工募集ページ↑
マツダ期間工募集ページ↑
実際のところ、どちらの会社でも稼げるのは間違いありません。
ただ、トヨタ期間工とマツダ期間工の給料を比べてみると、年収では約30〜50万円の差があります。
ですから、給料で選ぶなら、「トヨタ期間工」のほうが断然おすすめです。
とはいえマツダ期間工も、給料はかなり高いほうですし、正社員登用率も非常に高いです。
ですから、給料以外の条件比もべたうえで、どちらに応募するのかを決めるようにしましょう。
というわけで今回は、応募で迷っている「トヨタ期間工」と「マツダ期間工」の給与・待遇を詳しく比較していきたいと思います。
目次
トヨタ/マツダ期間工の給与条件を比較
それでは早速、いちばん肝心な「給与条件」を比較していきたいと思います。
基本給の違い
期間工の給料は、トヨタもマツダも日給制になります。
それが月収や年収のベースになるので、日給の金額はいちばん重要と言えるかもしれません。
では、トヨタ期間工とマツダ期間工の日給と月収目安を比べてみましょう。
トヨタ | マツダ | |
日給(初回) | 10,100円 | 9,550円 |
月収目安 | 292,030円 | 279,570円 |
このとおり、トヨタのほうが日給で約500円、月収目安で1.3万円ほど上回ります。
地味な差ですが、これが年単位になると大きな差を生むことになります。
ただ、どちらの会社も基本給が徐々にアップするので、その点は嬉しいですね。
なお、残業時間などによって月収は大きく変わる可能性があるので、そこは理解しておきましょう。
満了慰労金の違い
続いて、満了慰労金も比較してみましょう。
(ちなみに、満了慰労金とは、契約満了時にもらえる手当や、出勤率に応じて支給されるボーナスのことです)
満了月 | トヨタ | マツダ |
3ヶ月 | 12万円 | ー |
6ヶ月 | 39万円 | 24万円 |
12ヶ月 | 88万円 | 50万円 |
18ヶ月 | 139万円 | 76万円 |
24ヶ月 | 193万円 | 100万円 |
30ヶ月 | 249万円 | 130万円 |
35ヶ月 | 306万円 | 155万円 |
このとおり、満了慰労金はトヨタのほうが断然いい条件で、最終的には約150万円もの差が付きます。
分かりやすくグラフでも比較してみましょう。
このように、契約を更新するたびに満了慰労金の差は開いていきます。
満了慰労金は総支給に大きく影響するため、この差は決定的と言えるかもしれません。
入社祝い金(入社特典)の違い
期間工は高額な入社祝い金がもらえるのも大きなメリットですが、実は、会社によって支給額は全然違うんです。
トヨタとスバルの入社特典を比べてみましょう。
(※時期変動あり)
トヨタ | マツダ | |
総額 | 60万円 | 20万円 |
内訳 | 特別手当:40万円 初回更新手当:20万円 |
入社祝い金:20万円 |
トヨタの場合は、3ヶ月の契約更新手当20万円も入社特典の位置づけになります。
合計すると、差額は40万円!
この差は1年目の年収の差に直結します。
ただ、いずれにしても、これだけ高額な手当がもらえれば文句なしです。
その他各種手当の違い
続いて、その他の手当も比較します。
トヨタ | マツダ | |
赴任手当 | 2万円 | ー |
食事補助 | 1万円(入社2週間後) 250円/日 |
定価の70% |
その他 | 家族手当:2万円/月 |
|
寮費 | 無料 | 無料 |
赴任帰任旅費 | 支給あり | 支給あり |
ご覧のとおり、2社における手当の種類は全く異なります。
どの会社もその他手当は地味なのが普通ですが、マツダの場合は結構充実していて、総支給にもそこそこ影響しそうですね。
以上が、トヨタ期間工とマツダ期間工における「給与条件」の違いです。
トヨタ/マツダ期間工はどっちが稼げる?
ここまでトヨタ期間工とスバル期間工の給与条件を比べてきましたが、結局のところは、もろもろの手当をすべて含めた「総支給」で稼げるかどうかを判断する必要があります。
というわけで、まずは、トヨタとスバルの「短期」の総支給を比較してみましょう。
トヨタ | マツダ | |
最短契約 | 145万円 (3ヶ月) |
ー |
6ヶ月 | 268万円 | 207万円 |
トヨタは最短契約が3ヶ月なのに対して、マツダは6ヶ月になります。
したがって、超短期で働くならトヨタがおすすめです。
それで6ヶ月の総支給を比べると、20万円以上の差があります。
もろもろの条件は異なりますが、やはり入社祝い金の差が大きいでしょう。
では、トヨタ期間工とマツダ期間工の「年収」も比較しますね。
トヨタ | マツダ | |
1年目 | 496万円 | 410万円 |
2年目 | 459万円 | 428万円 |
3年目 | 507万円 | 412万円 |
総額 | 1,462万円 | 1,250万円 |
ご覧のとおり、トヨタのほうが明らかに給料は高いですね。
年収の差は最大90万円にも及びます。
残業時間によって給料は変動するので読めないところはありますが、いずれにしても基本的な条件だけをみれば、トヨタ期間工のほうが稼げるのは言うまでもありません。
ですから、「稼ぐ」という目的を最優先させる場合は、トヨタ期間工をおすすめします。
とはいえ、マツダ期間工も給料は十分高いので、勤務地などの都合で選んでも全然問題ないかと思います。
トヨタ/マツダ期間工の勤務時間を比較
なお、トヨタとマツダの勤務時間は、以下のとおりです。
勤務時間 | |||
開始時間 | 終了時間 | ||
トヨタ | ① | 6:25 | 15:05 |
② | 16:00 | 24:00 | |
マツダ | ① | 8:15 | 17:00 |
② | 20:15 | 5:39 |
2社とも基本的には、①と②の2直交替勤務になります。
つまり、①と②のシフトを1週間ごとに交替するような働き方です。
ただ、大きく違うのは、遅番(夜勤)の終わる時間です。
トヨタは24時に終わるのに対して、マツダは翌朝5時半。
これをどう捉えるかは人それぞれですが、私としてはトヨタのシフトのほうが魅力的に感じます。
ちなみに、残業がある場合は終了時間が変わってくるので、その点は理解しておいてくださいね。
トヨタとスバルの正社員登用実績を比較
期間工は「短期で稼ぐ」というイメージがあるかもしれませんが、実は、正社員になるための登竜門でもあるんです。
つまり、期間工から正社員へキャリアアップできるということです。
実際、トヨタもマツダも毎年、期間工からたくさんの人を正社員に採用しています。
その実績は、以下のとおりです。
トヨタ | マツダ | |
登用実績 | 1,623名 (過去5年) |
登用率68% (2022年度) |
試験回数 | 年2回 | 年2回 |
少々分かりづらいかもしれませんが、トヨタは年間300名以上のペースで正社員採用しており、マツダにおいては人数こそ不明なものの、登用率は7割近くにも及びます。
したがって、どちらの会社も正社員登用に積極的なことがうかがえます。
ただ、強いていえば、トヨタのほうが競争率は高いため、マツダのほうが正社員になれる可能性は高いでしょう。
結論
今回は、「トヨタ期間工」と「マツダ期間工」の給与やその他の条件を比べてきました。
どちらも人気は非常に高い会社ですが、「稼げる」という点ではトヨタに軍配が上がる結果になりました。
ですから、給料で選ぶのであれば、トヨタ期間工のほうが断然おすすめです。
ただ、トヨタの待遇が良すぎるだけであって、マツダ期間工の給料が決して安いわけではありません。
むしろ、マツダもランキング入りするほど待遇は良い会社なので、応募する価値は十分にあります。
なお、勤務地は、トヨタが愛知県で、マツダが広島県と山口県です。
しがって、場所の都合でどちらの会社へ応募するかを決めてもいいと思います。
あるいは、正社員の登用率でいえば、マツダのほうが有利になるでしょう。
どちらの会社も申し分ない条件ですが、ほかの求人も見てみたい方は、掲載数がもっとも多い『期間工.jp』も覗いてみてください。
それでは、、あなたの採用が無事に決まるよう応援しています!