大手自動車メーカーのなかでも、東海地区に拠点を置くのが「トヨタ」と「ホンダ」の2社。
そのため、トヨタとホンダのどちらの期間工に応募しようか迷っている方もいるのではないでしょうか。
実際、この2社の求人情報を見ると、「稼げそうだなぁ」というのは何となくわかります。↓
しかし、トヨタとホンダの給料を比較した情報は書かれていないので、次のような疑問を抱くはずです。
「総支給はいくらになる?」
「結局、トヨタとホンダはどっちが給料いいの?」
このように、稼げることに確信が持てないと、応募するのもためらってしまいますよね。
まず結論ですが、トヨタのほうが確実に稼げます!
総支給を比べると、短期では20〜40万円、年収では最大80万円ちかくもトヨタのほうが上回ります。
したがって、給料だけを見れば、トヨタのほうが間違いなくオススメです。
しかしながら、ホンダは「期間工おすすめランキング」で第5位と、相当稼げるメーカーであるのは確かです。それに、「契約が3ヶ月スパン」「残業が比較的少ない」といったメリットもあるんですね。
なので、もちろんホンダも検討してみる価値はあります。
そこで今回は、「トヨタ期間工」と「ホンダ期間工」の給料を中心に、この2社の待遇を徹底的に比較します。
応募先で迷っている方はぜひ参考にしていただき、メーカーを選ぶときの基準にしてほしいと思います。
期間工の給料を構成する4つのポイント
トヨタとホンダを比較するまえに、まずは期間工における「給料の仕組み」をカンタンに説明しますね。
期間工の給料は、次の4つで構成されています。
【期間工の給料を構成する4つのポイント】
1.基本給と時間帯手当(残業、深夜手当など)
2.入社祝い金
3.満了慰労金
4.各種手当
一般的な仕事であれば、基本的に「日給×日数」または「時給×時間」で給料が決まります。
しかし、期間工は基本給がそもそも高く、さらにその他の手当も充実しています。だから、「期間工は稼げる!」と言われているんですね。
ただし、期間工であれば、どのメーカーでも稼げるわけではありません。なぜなら、待遇はメーカーによって全然違うからです。
トヨタとホンダのどちらが稼げるのか判断するときも、このことが重要になります。
というわけで、以下では、期間工の給料を構成する4つのポイントを比較しながら、最終的に稼げる「総支給」を見ていきます。
トヨタとホンダの日給&月収を比較
まずは、「基本給」の比較から。
トヨタとホンダの基本給(日給)は、次のとおりです。↓
【日給の比較】
トヨタ | ホンダ |
9,900〜11,200円 | 10,300〜10,700円 |
|
|
ホンダの日給は初めから1万円を超えるため、トヨタよりも高いです。
ただし、2社とも日給がだんだんアップして、18ヶ月以降はトヨタのほうが上回ります。↓
グラフを見てもわかるように、はじめはホンダのほうが有利です。しかし、長く務めると、トヨタのほうが稼ぎやすい条件になります。
では、日給がアップするに伴い、月収がどう変わるのかも比べてみましょう。
トヨタとホンダの月収目安は、次のとおりです。↓
【月収の比較】
トヨタ | ホンダ |
|
|
※21日勤務、残業20時間、夜勤あり、休日出勤なしの場合
2社における月収の推移をグラフにしたのが、こちら。↓
ご覧のとおり、はじめのうちは、ホンダの月収が18,000〜23,000円も上回ります。しかし18ヶ月以降は、日給と同様、トヨタの月収がホンダよりも高くなります。
カンタンに言うと、
- 短期であれば、ホンダのほうが有利です。
- 一方、長期的に見れば、トヨタのほうが稼ぎやすい条件になります。
基本給が給料のベースになるので、この違いは非常に重要なポイントです。
しかし前述のとおり、ほかにも手当はたくさんあるため、これだけで稼げるかどうかは判断できません。
トヨタとホンダの入社祝い金を比較
では続いて、「入社祝い金」を比較します。
というのも、期間工がもらえる入社祝い金はめちゃくちゃ高いんです! だから、総支給にも大きく影響するんですね。
論よりも証拠。トヨタとホンダの入社祝い金は、次のとおりです。↓
【入社祝い金の比較】
トヨタ | ホンダ |
総額45万円 | 総額20万円 |
|
|
※アウトソーシング(派遣会社)経由で応募した場合
ホンダも20万円と高額ですが、トヨタは何と45万円! 入社祝い金とは思えないほどの金額ですよね。
入社祝い金は一定期間を働けば支給されるので、もらっておかないと損です!
ただ、トヨタとホンダを比べても分かるように、入社祝い金はメーカーによって全然違います。なので、「祝い金が高いメーカー」を選ぶことも大事ですよ。
直接応募すると入社祝い金は一気に減額!
ここで一番注意しなければいけないのは、求人への「応募方法」です。
というのも、上記の金額には「アウトソーシングの支給分」も含まれるんですね。つまり、アウトソーシングを通じて応募しないと、入社祝い金は一気に減ってしまいます!
メーカー公式の求人サイトから直接応募した場合
- トヨタ「45万円→10万円」
- ホンダ「20万円→10万円」
したがって、入社祝い金をきっちり全額もらうためには、「アウトソーシングを通じて応募する」のが必須条件になります。
アウトソーシング経由で応募するとメリットがいっぱい!
ただそこで、「アウトソーシングって何?」と疑問になりますよね。
アウトソーシングとは、期間工専門の求人サイト「期間工.jp」を運営している派遣会社のこと。カンタンに言うと、あなたと大手メーカーを仲介する会社になります。
「期間工.jp」は業界でもNo.1の人気があるため、紹介実績もトップクラスです!
つまり、「期間工といえばアウトソーシング」と言われるくらい、信頼のおける会社なんですね。
さらに、アウトソーシングを通じて期間工に応募すると、次のようなたくさんのメリットがあります。
アウトソーシング経由で応募するメリット
- 入社祝い金がアップする
- 仕事選びの相談ができる
- 内定サポート(履歴書の添削、模擬面接など)がある
- 紹介案件が豊富
- 応募から赴任までの段取りもサポートしてもらえる
しかもアウトソーシングのサービスは完全無料! だからこそ、期間工で働きたい人に選ばれているんですね。
かといって正直、デメリットもありません。
なので、期間工で働いてみたい方は、ぜひアウトソーシングを通じて応募することをオススメします。
アウトソーシング(期間工.jp)についてもっとよく知りたい!
ただ、やはりアウトソーシングについて良く理解していないのにサービスを利用するのは不安になるかと思います。
そういう方は、「期間工.jp(アウトソーシング)の面接の流れ・評判・デメリットを徹底解説!」を読んで、疑問を解消しておいてくださいね。
トヨタとホンダのボーナス(満了金)を比較
話が少しそれましたが、トヨタとホンダの比較に戻ります。
期間工には満了金制度があるのはご存じだと思いますが、カンタンに言うと、これは「期間工のボーナス」のようなものです。
基本的に、契約を満了するタイミングで支給されます。
満了金の支給時期
◆トヨタの場合
トヨタの契約は、基本的に6ヶ月ごとの更新です。したがって、満了金も6ヶ月ごとに支給されます。
ただし、初回契約は3ヶ月です。そのため、もし3ヶ月で退職しても満了金はもらえます。
◆ホンダの場合
ホンダの契約は3ヶ月ごとの更新です。したがって、満了金も3ヶ月ごとにもらえます。
ホンダは満了金の支給頻度が高いので、それがモチベーションにもつながります。また、3ヶ月ごとに満了退職するタイミングがあるので、満了金をもらい損ねるケースも少ないです。
ただ、支給されるタイミングも重要ですが、一番大事なのは「金額」です。なぜなら、メーカーによって満了金の額は全然違うからです。
というわけで、トヨタとホンダの満了金を比較したのがこちら。↓
なお、「満了金」と「皆勤手当」をあわせて、「満了慰労金」として考えるのが一般的です。したがって、以下の金額は「満了金」と「皆勤手当」の合計になります。
【満了慰労金の累計と比較】
満了月 | トヨタ | ホンダ |
3ヶ月 | 12万円 | 9万円 |
6ヶ月 | 39万円 | 18万円 |
9ヶ月 | ー | 33万円 |
12ヶ月 | 88万円 | 48万円 |
15ヶ月 | ー | 65万円 |
18ヶ月 | 139万円 | 82万円 |
21ヶ月 | ー | 99万円 |
24ヶ月 | 193万円 | 116万円 |
27ヶ月 | ー | 133万円 |
30ヶ月 | 249万円 | 150万円 |
33ヶ月 | ー | 167万円 |
35ヶ月 | 306万円 | 184万円 |
前述のとおり、トヨタは6ヶ月ごとにもらえるのに対して、ホンダは3ヶ月ごとの支給です。つまり、ホンダのほうが満了金をもらえる回数は多いんですね。
しかし、それにも関わらず、満了慰労金の累計はトヨタのほうが圧倒的に高いです!
それをグラフにしたのがこちら。↓
満了慰労金の累計を比べると、トヨタのほうが高いのは一目瞭然。
その差は年間で約40万円にもなり、最終的には約120万円もトヨタのほうが上回ります。この差が総支給にめちゃくちゃ影響するんですね。
(※総支給の比較は後半で。↓)
トヨタとホンダの手当を比較
ここまでは、給料の軸となる「基本給」「入社祝い金」「満了慰労金」の3つのポイントを比較してきました。
ただ、期間工がもらえる手当は、ほかにもまだまだあるんですね。金額としてはそれほど大きくはありませんが、手当の種類はメーカーによって異なります。
したがって、各種手当も比較するべき重要なポイントです。
では、トヨタとホンダの各種手当を見ていきましょう。↓
【トヨタの各種手当・待遇】
手当・待遇 | 詳細 |
初回更新特別手当 10万円 |
3ヶ月満了後、次の契約を更新した場合に支給 |
赴任手当 2万円 |
入社日より約2週間後に支給 |
食事補助 1万円 |
初回給与日に在籍していること |
家族手当 1人あたり2万円/月 |
|
トヨタの手当で注目すべき点は2つ。
「初回更新特別手当10万円」というのは、最初の3ヶ月契約を満了し、その次も働き続ける方が対象になります。つまり、4ヶ月以上働けば10万円をゲットできます。
また、子どもがいる方にとっては、「家族手当2万円/月」がもらえるのもデカいですよね。これだけで毎月の給料が2万円プラスされるわけですから、家計も非常に助かります。
【ホンダの各種手当・待遇】
手当・待遇 | 詳細 |
生活立ち上げ準備金 2万円 |
入社後10日間、遅刻・早退・欠勤がない場合(支給は3週間後) |
食事補助 1.3万円/月 |
毎月の給料日に支給 |
食事代 1日1食無料 |
出勤日の休憩時間における食事が無料 |
地味にデカいのが「食事補助」です。
他社の場合、食事手当2〜3万円が1回だけ支給されるケースが多いです。しかし、ホンダは1.3万円が「毎月」支給されるからです。
たとえば、食事補助がトータルでいくらになるのかを見てみましょう。↓
- 3ヶ月「3.9万円」
- 6ヶ月「7.8万円」
- 12ヶ月「15.6万円」
- 24ヶ月「31.2万円」
- 2年11ヶ月「45.5万円」
このように、食事補助を数ヶ月分で計算すると、けっこうな金額になるんですね。
手当一つひとつの金額は高くないですが、なかには毎月支給されるものもあります。そういう手当は総支給にも地味に影響するので、無視できないポイントです。
短期(3ヶ月〜6ヶ月)で稼げるのはトヨタとホンダのどっち?
冒頭でも説明したとおり、期間工の給料は次の4つのポイントで構成されています。
- 基本給
- 入社祝い金
- 満了慰労金
- 各種手当
そしてここまでは、4つのポイントごとにトヨタとホンダの待遇を比較してきました。
ただ結局のところ、
「最終的にいくら稼げるの?」
「給料が高いのはどっち?」
というのが知りたいですよね。
そう、一番大事なのは総支給! 結局、どこが本当に稼げるのか判断するには、総支給を比べないと意味がないんですね。
というわけで、ここからは「トヨタ期間工」と「ホンダ期間工」の総支給をズバッと比較します。
まずは短期の総支給から。↓
3〜6ヶ月の総支給を比較
トヨタ | ホンダ | |
3ヶ月 | 145万円 | 125万円 |
6ヶ月 | 268万円 | 228万円 |
トヨタとホンダのどちらも最短契約は3ヶ月なので、超短期で稼いでスパッと辞めることもできます。
しかし、3ヶ月の総支給を比べると、その差はナント20万円! たったの3ヶ月でも、これだけ給料に差が生じてしまうんですね。さらに、6ヶ月の総支給を比べると、その差は40万円にも及びます!
たとえ短期でも給料が数十万円も変わってきてしまうので、当然、より稼げるメーカーを選んだほうが賢いです。
というわけで、もし最初から短期目的で働くのであれば、トヨタのほうが間違いなく稼げます。
トヨタは「短期のおすすめランキング」で第1位!
実際のところ、トヨタの待遇は他社と比べてもかなり良いです。
当サイトでは、大手40社以上のなかから「短期で稼げるメーカーTOP5」を紹介していますが、トヨタはランキング第1位!
つまり、短期で稼ぐのであれば、トヨタが一番おすすめなんですね。
詳しくは、「短期で1番稼げる!期間工おすすめ求人ランキングTOP5」をチェックしてください。
トヨタとホンダの年収を比較
ただ、もちろん「1年以上の長期で働きたい!」という方もいるはずです。
ということで、ここからはトヨタとホンダの「年収」をズバッと比較しますね。↓
1〜3年目の年収を比較
トヨタ | ホンダ | |
1年目 | 496万円 | 448万円 |
2年目 | 459万円 | 449万円 |
3年目 | 507万円 | 423万円 |
総額 | 1,462万円 | 1,320万円 |
トヨタの年収のほうが高いのは一目瞭然。
以下のグラフのとおり、年収の差は10万円〜最大80万円以上にもなります。↓
1年目にして年収で50万円ちかくの差が生じるのは、かなりデカいです!
最終的に2年11ヶ月をフル満了すると、その差はナント142万円にもなります。
ただ、決して「ホンダが稼げない」ということではありません。なぜなら、ホンダは高給ランキングでも第5位に入るほど高待遇だからです。
しかし、トヨタと比べると、これほどまでに差が付いてしまうんですね。つまり、「トヨタの給料が高すぎる」と考えるのが正解です。
トヨタは「長期のおすすめランキング」でも第1位!
結論から言うと、期間工を募集している大手メーカー40社以上のなかで、トヨタが一番稼げるんですね。
実際、当サイトの「長期で稼げるメーカーTOP5」でも、トヨタは第1位!(※ホンダも第5位にランキング入りしていますよ)
したがって、稼ぐことを最優先させたい方には、トヨタ期間工を一番おすすめします。
なお、ランキングの詳細は「期間工おすすめ総合ランキングTOP5!1年以上の長期で一番稼げるメーカーを比較紹介」をチェックしてくださいね。
【補足】トヨタとホンダの契約期間を比較
補足ですが、トヨタとホンダでは契約期間にも違いがあるので、比較しながらカンタンに説明しておきますね。
【トヨタの更新期間】
トヨタの場合、はじめの半年は「3ヶ月ごと」の契約です。それ以降は、「6ヶ月ごと」に契約を更新していきます。↓
前述のとおり、満了金は「契約が終わる度」にもらえます。したがって、短期希望であれば、「3ヶ月退職」または「6ヶ月退職」のどちらでも満了金はもらえます。
しかし、長期になると契約が6ヶ月ごとに更新されます。もし途中退職すると満了金が支給されないので、注意が必要です。つまり、損をしないで退職できるタイミングが「6ヶ月ごと」にやってくることになります。
これが、トヨタの契約更新スパンです。
【ホンダの更新期間】
一方、ホンダの場合は、最初から最後まで「3ヶ月ごと」の契約更新を繰り返していきます。↓
前述のとおり、満了金も3ヶ月ごとにもらえます。つまり、満了退職するチャンスが3ヶ月ごとにやって来るんですね。
したがって、ホンダは退職するタイミングを調整しやすいので、満了金をもらい損ねてしまうケースが少ないです。
期間工を辞めるタイミングは、満了金にも影響します。
ですから、はじめから働く期間が決まっている方は、上記の「契約期間の違い」を必ずチェックして、都合のいいメーカーを選ぶのも一つの方法ですよ。
結論!トヨタ期間工のほうが稼げる
今回は、「トヨタ期間工」と「ホンダ期間工」の待遇を徹底的に比較しました。
結果、トヨタのほうが確実に稼げます!
というのも、トヨタは「短期&長期のおすすめランキング」で第1位なんですね。つまり、期間工で一番稼げるのが「トヨタ」になります。
かといって、トヨタの仕事が特別キツいわけではありません。実際、仕事内容は他メーカーとほとんど似たようなものです。
したがって、「期間工で少しでも多く稼ぎたい!」という方には、トヨタをおすすめします。
ただし!
前述のとおり、アウトソーシングを通じて応募しないと、祝い金が10万円になってしまい大損します。。
なので、トヨタ期間工で働いてみたい方は、アウトソーシングが運営する「期間工.jp」の求人ページから必ず応募するようにしてください。
そうすれば、祝い金45万円をゲットできます!
また、アウトソーシングの内定サポートも受けられるので、「確実に採用を決めたい!」という方にもおすすめです。
期間工が未経験ならホンダの求人もあり!
今回、トヨタと比較した「ホンダ」ですが、実は、「おすすめ総合ランキング」で第5位に入るほど高待遇なんですね。
年収を見ても450万円近くあるので、稼げるのは間違いありません。ただ、トヨタと比べると、どうしても給料が低く見えてしまうだけです。
それに、ホンダ期間工は、次のようなメリットもあります。
- 契約更新スパンが短い(3ヶ月ごと)
- 残業が比較的少ない
つまり、カンタンに言うと、「未経験者にとって優しい職場環境」なんですね。
また、ホンダは食堂のご飯がおいしいのでも有名。工場勤めの人にとって「ご飯がウマい」というのは非常にポイントが高いです!
このように、ホンダも魅力的な求人ではあるので、検討してみる価値は十分にあります。
ホンダ期間工の詳細が気になる方は、「アウトソーシングの応募ページ」で確認してくださいね。