- 関東圏の工場仕事
- 自動車メーカー
- 稼げるところ
この条件で求人を探すと、おのずと行きつくのは「スバル」と「日産」の2社。なぜなら、この2社の期間工は、関東圏のなかでも圧倒的に稼げるからです。
しかし、いざ応募先を選ぶときになると、「結局どっちが稼げるの?」という疑問にブチ当たると思います。
せっかく稼ぐために働くのですから、少しでも給料が高いところがイイですよね。
まず結論ですが、
- 短期で働くのであれば、スバルのほうが稼げます。
- 一方で長期の場合は、そこまで給料に差はありません。
このことを踏まえて、スバルと日産のどちらに応募するのか決めましょう。
ただ、実際にいくら稼げて、どのくらいの差があるのか気になると思うので、このページでは、スバルと日産の給料を徹底的に比較します。
ぜひ納得した上で、応募先を選んでくださいね。
目次
スバルと日産のどっちが稼げるか判断する唯一の方法
期間工の給料をメーカーごとに比べるときに大事なポイントがあるので、まずはそこを理解しておきましょう。
スバルと日産の求人情報を見ると、「稼げそうだな」というのは何となくわかります。↓
メーカーによって「日給が高い」だの、「祝い金が高い」だの書かれています。ただ、これってあまり意味がないんですね。
というのも、期間工の給料には
- 基本給
- 入社祝い金
- 満了金
- 各種手当
この4つの手当が含まれます。
つまり、これらの手当を全部ひっくるめないと、トータルでいくら稼げるのか、またスバルと日産のどちらが稼げるのか、というのはハッキリしません。
したがって、スバルと日産の給料を比べるときは、すべての手当を含めた「総支給」をチェックする必要があります。
これをしないと、稼げるか稼げないかをきちんと判断することはできません。
これが、期間工の給料を比べるときの大事なポイントです。
というわけで、以下では、上記4つの手当をそれぞれ比較したうえで、最終的な「総支給」をズバッとチェックしていきます!
スバル期間工と日産期間工の給料の違いを比較
前述のとおり、期間工の給料は4つの手当から構成されます。総支給を導き出すまえに、それぞれの手当ごとに比べていきましょう。
日給&月収例を比較
まずは、基本給と月収例をチェックします。
【基本給と月収例の比較】
スバル | 日産 |
日給9,000〜9,600円 | 日給9,300円 (時給1,200円) |
月収例284,800円 | 月収例289,000円 |
※同じ労働時間で月収を計算しています。
※スバルは、働く期間に応じて日給がアップします。
日給を比べると、そこまで大差はありませんが、同じ労働条件で月収を計算したところ、日産のほうが1.5万円ほど上回りました。
一般的な仕事であれば、この結果を見て「日産のほうが稼げる」と判断してOKです。
しかし、期間工には他にもたくさんの手当があるので、日給や月収だけで「稼げる稼げない」を判断しないようにしてくださいね。
入社祝い金を比較
期間工がもらえる「入社祝い金」は、メーカーによってかなり高額なところもあります。なので、必ず総支給に含めて考える必要があります。
では、スバルと日産の入社祝い金を比べてみましょう。
【スバルの入社祝い金】総額40万円
支給元 | 金額 |
スバル | ー |
アウトソーシング | 選考会参加費7万円 |
入社祝い金33万円 |
スバルからの支給はありませんが、「アウトソーシング」という派遣会社から応募すると、そこからナント40万円もの祝い金がもらえます。
内7万円は選考会参加費になるので、合否に関係なく必ずもらえます。
したがって、「アウトソーシング経由」でスバルに応募することを大前提としてください!
【日産(追浜)の入社祝い金】総額50万円
支給元 | 金額 |
日産 | 50万円 |
一方で日産は、入社祝い金が50万円。
ただ、アウトソーシング経由で応募すると、内定サポートがあります。つまり、採用される確率がアップするんですね。
なので、日産に直接応募するよりは、アウトソーシングを通じて応募することをおすすめします。
ボーナス(満了金)を比較
続いて、スバルと日産の「満了金」も比べましょう。
満了金とは、期間工がもらえる「ボーナス」のようなもので、契約を終えるごとに支給されます。
【満了金の比較】
契約満了期間 | スバル | 日産 |
4ヶ月 | 8万円 | ー |
6ヶ月 | 18万円 | 19万円 |
12ヶ月 | 42万円 | 41万円 |
18ヶ月 以降、差が広がり始める→ |
60万円 | 66万円 |
24ヶ月 | 84万円 | 94万円 |
30ヶ月 | 102万円 | 122万円 |
35ヶ月 最終的には28万円の差→ |
122万円 | 150万円 |
ご覧のとおり、スバルと日産のどちらも、年間で40万円以上の満了金がもらえます。これが、総支給にも大きく影響するんですね。
分かりやすくグラフにしたのがこちら。↓
1年目はほとんど違いはありませんが、それ以降、少しずつ差が広がり、最終的には日産のほうが28万円ほど上回ります。
皆勤手当&その他手当を比較
スバルと日産の期間工は、他にもまだまだたくさんの手当が付きます。それぞれ確認しておきましょう。
【スバルの各種手当】
手当 | 支給額 |
皆勤手当 | 3万円/月 (年間36万円) 出勤率100% |
赴任手当 | 2万円(1回のみ) |
正月・夏季手当 | 3万円(年2回) |
食事補助 | 3,300円/月 |
このなかで総支給に大きく影響するのが、「皆勤手当」です。
月に3万円プラスされるので、年間で36万円になります。ということは、満了金と同じくらいの威力があるんですね。
ただ、スバルの場合、「出勤率100%」と条件は厳しめ。ここが一つ、ネックになってきます。
【日産(追浜工場)の各種手当】
手当の種類 | 支給額・詳細 |
皆勤手当 | 8万円/2ヶ月 (年間48万円) 出勤率90%以上 |
勤続ボーナス | 5万円/6ヶ月ごと |
食事補助 | 3万円(1回のみ) |
日産の「皆勤手当」はもっとスゴいです。
月4万円ということは、年間で48万円もの手当になります。しかも支給条件は「出勤率90%以上」と、スバルよりゆるめ。
日産は入社祝い金がショボいですが、その代わり、この皆勤手当でばん回できます。
また、「勤続ボーナス」として、契約を更新するごとに5万円がもらえます。長期で働く方にとっては、そこそこのメリットになりますよ。
ここまで、給料を構成する4つの手当について、スバルと日産を比較してきました。
それぞれで、スバルが高いだの、日産が高いだのありますが、結局どちらのほうが稼げるのか、まだハッキリしないですよね。
そう、やっぱり総支給を調べないと、給料をきちんと比較することはできません。
というわけで、ここまでの情報をもとに、以下では、スバルと日産の総支給をチェックしていきます。
スバルV.S日産!短期(4ヶ月、半年)の給料を比較
まずは短期の総支給を比べてみましょう。
スバルと日産の短期の総支給を比較!
スバル | 日産 | |
4ヶ月 | 181万円 | ー |
6ヶ月 | 247万円 | 234万円 |
※最短契約は、スバルが4ヶ月、日産(追浜工場)は6ヶ月になります。
スバルは1回目の契約(最短契約)が4ヶ月になります。その期間で、スバルはナント181万円も稼げるんです!
これには、入社祝い金が大きく影響しています。
6ヶ月の総支給を比べると、スバルのほうが10万円以上も多いです。これも、やはり入社祝い金の差が響いています。
スバルは飲食業の2倍稼げる?!
スバルの「半年で247万円」というのは、下手すると、低賃金労働(たとえば飲食業)の年収と同じくらいの金額になります。
(※「飲食業の年収240万円」というのは私の経験談で、ホントの話です。)
それをたった半年で稼げてしまうんですから、期間工がいかに高待遇な仕事か理解できるはずです。
というわけで、短期で稼ぐなら、スバルをおすすめします。
スバルV.S日産!期間工の年収を比較
一方で、長期で働きたい方は、以下で「年収の比較」をチェックしてくださいね。
スバルと日産の年収を比較!
スバル | 日産 | |
1年目 | 451万円 | 454万円 |
2年目 | 437万円 | 448万円 |
3年目 | 467万円 | 451万円 |
合計 | 1,354万円 | 1,352万円 |
それぞれの手当ごとに違いはありましたが、結局のところ、1年目の年収はたったの3万円しか変わりません。
1年間、2年間、3年間と、総支給の累計をグラフで見てみましょう。↓
2年間の累計を比べると、日産のほうが14万円ほど上回る計算になります。
しかし、35ヶ月の累計の差を見ると、スバルがたったの2万円上回るだけ。
もちろん残業が増減するなどの理由で、差が開いたり逆転すたりする可能性もあります。
これが、私の出した結論です。
スバル期間工と日産期間工のどっちの求人に応募するべき?
〜まとめ〜
せっかく稼ぐために働くのに、給料の低いところに入社しても意味がないですよね。
したがって、どのメーカーの期間工に応募するべきか、その一番の決め手になるのが「給料」になります。
ただ、かといって、給料の差で仕事が劇的にキツくなることはありません。
私自身、ホンダとアイシンAWで働いたことがあります。もちろん仕事内容は違いましたが、慣れてしまえば、どっちが大変というのはないです。
であれば、やはり、少しでも効率よく稼げるメーカーを選ぶべきではないでしょうか。
短期で稼ぐならスバル!
というわけで、上記の結果を踏まえると、短期なら「スバル」をおすすめします。
ただし、冒頭でもお伝えしたように、アウトソーシング(派遣会社)を通じてスバルに応募するようにしてください。そうしないと、入社祝い金はもらえません!
それにアウトソーシングの担当者があなたをしっかりサポートしてくれるので、「内定を確実に勝ち取りたい!」という方にも大きなメリットがあります。
アウトソーシングのサービスは完全無料なので、安心して気軽に利用してくださいね。
アウトソーシングとは?
ただ、「アウトソーシングって何よ?」と不安を感じる方もいるはず。そういう方は、アウトソーシングがどういう会社なのか、ここをまずは理解しておきましょう。
詳しくはこちら。
→期間工.jp(アウトソーシング)の面接の流れ・評判・デメリットを徹底解説!
住環境で選ぶなら日産!
しかしながら、年収で見ると、スバルと日産に大きな差はありませんでした。
なので、長期で働きたい方は、場所や住環境などの条件で選ぶのもアリですよ。とくに長期になると、住環境はかなり重要ですからね。
そういう意味では、実は、日産(追浜工場)に分があります。
なぜなら、追浜工場のある横須賀はとても住みやすいところで、さらに寮も新しくてキレイだからです。それに、横浜もほど近い、かなり魅力的な場所でもあります。
日産(追浜工場)の特徴を詳しく知りたい方は、次の記事をチェックしてみてください。
都会暮らしがイイなら横浜工場
ちなみに、追浜工場よりは給料がやや下がりますが、「都会で働きたい!」という方には、日産(横浜工場)も結構オススメです。
横浜工場についても、詳しくは以下の記事でチェックしてくださいね。