期間工を募集している会社はいくつもありますが、自動車メーカーで働いてみたい方もいるはず。なかでも、マツダとスバルは、期間工の待遇がバツグンです!
そのため、この2社のどちらかに応募したい方もいるのではないでしょうか。
ただ、「結局、マツダとスバルはどっちが稼げるの?」というのがハッキリしないので、なかなかスパッと決められないですよね。
結論を言うと、短期と長期のどちらでも、より多く稼げるのは「スバル」です。細々とした条件は異なりますが、総支給を比べるとスバルのほうが稼げます。
とはいえ、そこまで大きな差はないので、勤務地などの条件で選んでも良いと思います。
今回は、マツダ期間工とスバル期間工の給料を徹底的に比較します。
この2社のどちらに応募しようか迷っている方は、ぜひメーカーを選ぶときの基準にしてくださいね。
期間工の給料は4つで構成される
マツダとスバルを比較するまえに、まずは期間工の「給料の仕組み」をカンタンに理解しておきましょう。
仕事を選ぶ際、一般的には「時給いくら?」「日給いくら?」というのが気になりますよね。
しかし、期間工はそれ以外にもさまざまな手当があるので、基本給だけで稼げるかどうかは判断できません。
期間工の給料は、主に次の4つの手当で構成されています。↓
【期間工の給料を構成する4つの手当】
基本給 | いわゆる日給や時給のことで、これが給料のベースとなります。 |
入社祝い金 | 入社特典のようなもので、期間工の場合はかなり高額になります。 |
満了金 | 契約を満了するごとにもらえるボーナスのような手当です。 |
各種手当 | 皆勤手当や赴任手当、食事手当、経験者手当などがあります。 |
期間工の場合、いくら稼げるかをチェックするときは、これら4つの手当をすべて含めて考える必要があります。
カンタンに言うと、「総支給」を比較することが大事なんですね。
というわけで、以下では、マツダとスバルのそれぞれの手当と、総支給を順番に比べていきます。
マツダとスバルの日給を比較
まずは、給料のベースとなる「日給」を見てみましょう。
マツダとスバルはどちらも、働く期間に応じて日給がアップしていきます。↓
【日給の比較】
マツダ | スバル |
8,020〜10,250円 | 9,000〜9,600円 |
1〜6ヶ月:8,020円 7〜24ヶ月:9,130円 25ヶ月〜:10,250円 |
1〜6ヶ月:9,000円 7〜12ヶ月:9,200円 13ヶ月〜:9,600円 |
この2社における日給の推移をグラフにしたのがこちら。↓
マツダは日給8,020円スタートなのに対して、スバルは9,000円から始まります。正直、マツダは最初の日給がかなり低いです。
日給の上がるタイミングは異なりますが、はじめの2年間はスバルのほうが上回ります。つまり単純に、スバルのほうが稼ぎやすいんです。
ただし、3年目になるとマツダの日給が一気に上がるため、逆転します。
したがって、はじめはスバルのほうが好条件ですが、25ヶ月目以降はマツダのほうが有利になります。
ここでは、日給がどんな感じで上がっていくのかを何となく理解しておけば大丈夫です。
マツダとスバルの給料詳細をチェック!
なお、マツダとスバルの給料について、それぞれで詳しく確認したい方は、次の記事をチェックしましょう。
マツダとスバルの入社祝い金を比較
続いて、入社祝い金も比べてみましょう。
一般的には、入社祝い金があったとしても、せいぜい数万円くらいです。
しかし、期間工は違います。
期間工の入社祝い金はナント数十万円にも及びます! だから、総支給にも大きく影響するんですね。
マツダとスバルの入社祝い金と、その内訳はこちら。↓
【入社祝い金を比較】
マツダの入社祝い金 | 総額45万円 |
マツダ支給 | 祝い金15万円 |
アウトソーシング支給 | 祝い金20万円 |
選考会参加費10万円 |
スバルの入社祝い金 | 総額30万円 |
スバル支給 | なし |
アウトソーシング支給 | 祝い金23万円 |
選考会参加費7万円 |
※アウトソーシング(派遣会社)の支給を含む
マツダのほうが15万円上回りますが、2社とも入社祝い金がかなり高額ですよね。
ちなみに、入社祝い金は時期によって変わります。場合によっては、スバルも45万円までアップすることがあるので、そうなれば同条件になります。
入社祝い金がアップする方法とは?
ここで最も重要なポイントは、派遣会社からも入社祝い金がもらえること。
とくに当サイトでおすすめしている「アウトソーシング」という派遣会社は、入社祝い金が高いのでも有名です。
ただし、入社祝い金をもれなくゲットするには、アウトソーシングを通じて応募するのが条件になります。
直接応募は要注意!
もちろん、メーカーの公式募集ページからでも直接応募はできますが、その場合、入社祝い金は一気に減ってしまいます。
- マツダ:45万円→15万円
- スバル:30万円→0円
入社祝い金はタダでもらえる特典なので、当然ですが、高いに越したことはありません。
したがって、マツダとスバルのどちらを選ぶにしても、必ずアウトソーシングを通じて応募するようにしてください!
これが期間工で働くときに損をしない鉄則です。
派遣会社経由で応募するのが基本
ただ、なかには「派遣会社を通じて応募する」というのが良く理解できていない方もいるのではないでしょうか。
実は、世の中の求人サイトのほとんどは派遣会社(または人材紹介会社とも言う)が運営しています。つまり、大抵の場合、どこかの派遣会社を通じて応募することになります。
たとえば、あの有名なタウンワークなんかも、リクルートが運営しているサイトです。なので、タウンワークから応募すれば、リクルートを経由することになるんですね。
したがって、求人サイトを利用するということは、どこかの派遣会社を必ず経由することになるんですね。
なので、期間工に応募するときでも「派遣会社経由」を前提に考えてください。
関連記事:期間工は派遣会社経由で応募するべき理由!派遣会社経由と直接応募のメリット・デメリット
アウトソーシングは業界No.1の派遣会社
期間工の業界にも大手派遣会社がいくつかあります。
なかでも、実績・人気でNo.1なのが、先ほども紹介した「アウトソーシング」という派遣会社です。
アウトソーシングは、期間工の業界でもかなり有名な「期間工.jp」という求人サイトを運営しています。
アウトソーシングの特徴や評判などについては、次の記事をチェックしてくださいね。
少し話が逸れてしまいましたが、カンタンにまとめます。
マツダとスバルのどちらを選ぶにしても、大前提として、アウトソーシングから応募することをオススメします。
その理由は、入社祝い金がアップしたり、内定サポートを受けられたりと、メリットが多いからです。
反対に、公式募集ページから応募すると、これらのメリットは一切ありません。
ここでは、入社祝い金で損をしない応募方法を理解しておけばOKです。
マツダとスバルのボーナス(満了金)を比較
あらためて、マツダとスバルの待遇を比較していきましょう。
期間工には満了慰労金というボーナスがあり、この手当が総支給に一番大きく影響します。
なお、満了慰労金とは、「満了金」と「皆勤手当」を合わせたものです。
- 満了金:契約を満了するごとに支給される手当
- 皆勤手当:その月の出勤率に応じて支給される手当
では、マツダとスバルの満了慰労金(満了金+皆勤手当)を比べてみます。↓
【満了慰労金の比較】
契約満了期間 | 満了慰労金の累計 | |
マツダ | スバル | |
6ヶ月 | 24万円 | 36万円 |
12ヶ月 | 50万円 | 78万円 |
18ヶ月 | 76万円 | 114万円 |
24ヶ月 | 103万円 | 156万円 |
30ヶ月 | 130万円 | 192万円 |
35ヶ月 | 155万円 | 227万円 |
ご覧のとおり、明らかにスバルのほうが条件は良いです。
その差をわかりやすくグラフしたのがこちら。↓
働く期間が長ければ長いほど、満了慰労金の差はどんどん広がります。最終的には、スバルのほうが72万円も上回ります。
この差が、あとで比較する「総支給」にも地味に影響するんですね。
マツダとスバルの各種手当を比較
ここまで比較した「日給」「入社祝い金」「満了慰労金」の3つが、期間工の給料における軸となります。
ただ、他にもいろいろと手当がつきます。金額としては大きくありませんが、無視できないポイントです。
というわけで、マツダとスバルの各種手当も比較してみましょう。↓
【マツダの各種手当】
契約更新手当 | 5万円/更新ごと |
夏季・冬季手当 | 3万円(年2回) |
食事補助 | 1.5万円/月(最大6ヶ月) |
マツダの場合、満了金とは別に、契約を更新するごとに5万円がもらえます。長期で働く方にとっては大きな手当になります。
また、食事補助の合計は9万円にもなるので、短期でも地味に利きます。
【スバルの各種手当】
赴任手当 | 2万円 |
正月・夏季手当 | 3万円(年2回) |
スバルは赴任時に2万円がもらえます。入社してすぐに支給されるので助かりますよね。
なお、夏と冬の長期連休後に3万円ずつ支給されるのは、マツダもスバルも一緒です。
ただ、他のメーカーはこの手当がないところも多いです。そう考えると、この2社のメリットと言えるでしょう。
各種手当は、たかだか数万ですが、されど数万です!
せっかく稼ぐために働くのですから、必ずチェックするべきポイントでもあります。
マツダとスバルの短期(6ヶ月)の給料を比較
ここまでは、各ポイントごとにマツダとスバルの待遇を比較してきました。
で、結局知りたいのは、次の2点だと思います。
- トータルでいくら稼げるのか
- マツダとスバルどっちが稼げるのか
そう、一番肝心なのは「総支給」です。
なぜなら、日給が高くても意外と稼げないメーカーもあれば、その逆もあるからです。そのため、総支給を比較しないと、本当に稼げるか判断できないんですね。
というわけで、ここからはマツダとスバルの総支給を比べていきます。
まずは、短期(6ヶ月)の総支給から。↓
6ヶ月の総支給を比較!
マツダ | スバル | |
6ヶ月 | 244万円 | 256万円 |
その差は12万円と、そう大きくはありません。ただ強いて言えば、スバルのほうが稼げます。
ちなみに、大手40社で短期の総支給を比べたところ、スバルは第3位、マツダは第5位にランキング入りしています。
つまり、この2社は全国で見てもトップクラスの待遇なんですね。
【短期で稼げる期間工おすすめランキング】
とはいえ、それ以上に稼げるメーカーがあるのも事実。
もしマツダとスバルに限定しないのであれば、以下のランキングをチェックして応募先を選んでくださいね。
マツダとスバルの年収を比較
では、マツダとスバルの年収も比較してみましょう。
1〜3年目の年収を比較!
マツダ | スバル | |
1年目 | 446万円 | 451万円 |
2年目 | 424万円 | 437万円 |
3年目 | 452万円 | 467万円 |
合計 | 1,322万円 | 1,355万円 |
生産状況によって年収が変わる可能性はありますが、この2社の給料はそこまで大きく違いません。スバルのほうが年収で約10万円ほど上回るくらいです。
年収の比較をグラフにしたのがこちら。↓
ただ、スバルの年収のほうが地味に高いので、最終的には約30万円ほどの差になります。
したがって、どちらかといえば、スバルのほうが稼ぎやすいです。
なお、年収でも大手40社を比較したところ、スバルは第2位、マツダは第4位にランキング入りしています。つまり、長期で見ても、2社はトップクラスの待遇だということです。
「期間工で働いて、少しでも多く稼ぎたい!」という方にとって、スバルとマツダは有力な候補になります。
【長期で稼げる期間工おすすめランキング】
1〜3年目の年収(総支給)を比較したランキングの詳細は、次の記事をチェックしてくださいね。
マツダとスバルの契約期間を比較
ちなみに、マツダとスバルは契約の更新期間が大きく異なるので、その違いも確認しておいてください。
◆マツダの契約期間
マツダは6ヶ月ごとの更新です。つまり、辞めるか継続するかが決まる機会が「6ヶ月に1回」やってきます。
この場合、契約満了で退職するタイミングが少ないのがデメリットです。
しかし一方、契約を更新すれば、最低でも6ヶ月は働けます。したがって、長期で働きたい方には、このような契約更新のほうが好都合です。
◆スバルの契約期間
スバルの場合、初回契約の4ヶ月を過ぎると、以降は2ヶ月ごとの更新になります。
このような契約だと、あなたの都合のいいタイミングで辞めやすいのがメリットです。
しかし逆に考えると、雇い止め(契約ストップ)の機会が2ヶ月に1回やってくることになります。
いずれにしても、メリット・デメリットはあります。
ポイントは、辞めたいタイミングで「満了退職」できるかどうかです。
【満了退職するタイミング】
- マツダ:6ヶ月、12ヶ月、18ヶ月・・・
- スバル:4ヶ月、6ヶ月、8ヶ月、10ヶ月・・・
このように契約のスパンは異なります。
もし、あらかじめ退職する時期が決まっているのであれば、その都合に合った契約になっているかをチェックしてくださいね。
ただ、スバルの方が1回の契約期間は短いです。つまり、いつでも退職しやすいので、「いつ辞めるかわからない」という方は、スバルのほうが好都合だと思います。
給料も大事ですが、契約の更新スパンも理解したうえでメーカーを選ぶようにしてくださいね。
マツダ期間工とスバル期間工の比較結果
いかがだったでしょうか。
マツダ期間工とスバル期間工を比べると、給料はもちろんのこと、さまざまなポイントで違いがあります。
では結局、どちらを選ぶべきでしょうか。
給料で選ぶならスバル期間工
前述のとおり、期間工の給料が高いのはスバルです。したがって、「とにかく稼ぎたい!」という方にはスバルをおすすめします。
ちなみに、私がリサーチしたところ、スバルはさまざまなランキングでも上位に入っています。
- 短期の高給ランキング:第3位
- 長期の高給ランキング:第2位
- 正社員になりやすい会社ランキング:第4位
つまり、スバル期間工は全国でもトップクラスの優良求人だと言えます。
ただし、冒頭でも説明したように、アウトソーシング経由で応募しないと、入社祝い金が30万円→0円になってしまいます!
なので、スバル期間工で働きたい方は、アウトソーシングの応募ページから必ず申し込むようにしてくださいね。
勤務地で選ぶのもアリ
しかしながら、マツダとスバルは年収で10万円ほどしか違いません。
なので、この差をあまり気にしない方は、勤務地で選ぶのも一つの方法ですよ。
◆マツダの勤務地
【本社工場】広島県広島市
→Googleマップ
【防府工場】山口県防府市
→Googleマップ
◆スバルの勤務地
→Googleマップ
マツダの給料はスバルにこそ及びませんが、それでも短期・長期のランキングでどちらもTOP5に入っています。なので、マツダの期間工もトップクラスなのは間違いありません。
それに、マツダ期間工は若い人にもかなり人気の高い仕事です。
もしマツダが気になる方は、アウトソーシングの募集ページをチェックして検討してみてくださいね。
※なお、今回紹介したマツダとスバルは、当サイトのおすすめランキングでもTOP5に入っています。他社を含めて応募先を選びたい方は、以下のランキングをチェックしましょう。
「期間工おすすめランキングTOP5」はこちら