スバル期間工とマツダ期間工はよく比較対象になる2社ですが、実際どちらのほうが待遇はいいんでしょうか?
さっそく結論ですが、もろもろの条件は違うものの、スバルとマツダの総支給を比較するとほぼ同等になりました。
ちなみに、どちらの会社の期間工も募集企業のなかでは待遇がトップクラスなので、しっかり稼げることは間違いありません。
というわけで今回は、スバル期間工とマツダ期間工の待遇について詳しく比較していきましょう。
スバル/マツダ期間工の給料条件を比較
期間工の給料も、もちろん基本給がベースになりますが、それ以外の手当も大きく影響します。
したがって、すべてを含めた「総支給」をチェックすることが重要になります。
基本給と月収目安
ではまず、スバルとマツダ期間工の基本給と月収目安を比べてみましょう。
スバル | マツダ | |
日給 | 9,770円〜 | 9,550円〜 |
月収目安 | 279,000円〜 | 279,570円〜 |
このとおり、スバルのほうが条件はやや良いですが、ほとんど大差はありません。
ちなみに、この2社は基本給の昇給制度があり、長期で働くほど優遇されます。
入社祝い金
期間工の入社祝い金は非常に高額ですが、スバルとマツダにおける条件は以下のとおりです。
スバル | マツダ |
40万円 | 20万円 |
どちらも好条件ではあるものの、金額としてはスバルのほうが圧倒的に高いですね。
この手当は入社2ヶ月以内に支給されるので、とくに短期の総支給には大きく影響します。
満了慰労金
続いて、期間工のボーナスに当たる「満了慰労金」を比べてみましょう。
契約期間 | 満了金の累計 | |
スバル | マツダ | |
4ヶ月 | 8万円 | ー |
6ヶ月 | 18万円 | 24万円 |
12ヶ月 | 42万円 | 50万円 |
18ヶ月 | 60万円 | 76万円 |
24ヶ月 | 84万円 | 100万円 |
30ヶ月 | 102万円 | 130万円 |
35ヶ月 | 122万円 | 155万円 |
満了金においては大差はありませんが、マツダのほうが年間で約8万円上回ります。
なお、マツダは最短契約が6ヶ月ですが、スバルは4ヶ月でも満了金が支給されるのが違う点です。
その他の各種手当
では最後に、上記以外の細かな手当や待遇を比べましょう。
スバル | マツダ | |
赴任手当 | 2万円 | ー |
食事補助 | あり | 定価の70% |
各種手当 | 正月夏季手当:3万円/年2回 | 夏季冬季手当:3万円/年2回 特別加算金:74,200円(2023年) |
寮費 | 無料 | 無料 |
赴任帰任旅費 | 支給あり | 支給あり |
大きな違いはほとんどありませんが、マツダの場合は「夏季冬季特別加算金」という、業績に応じて支給されるボーナスのようなものがあります。
条件が変わる可能性はありますが、そこそこ大きな手当になるでしょう。
スバル/マツダ期間工の年収・総支給を比較
ここまでは、総支給に影響するもろもろの手当を比較してきました。
ただ、前述のとおり、肝心なのは「総支給」です。
というわけで、ここまでの条件をもとに、スバル期間工とマツダ期間工の年収(総支給)を期間ごとに比べてみたいと思います。
スバル | マツダ | |
4ヶ月 | 126万円 | ー |
6ヶ月 | 233万円 | 211万円 |
1年目 | 436万円 | 414万円 |
2年目 | 410万円 | 428万円 |
3年目 (11ヶ月) |
377万円 | 412万円 |
合計 | 1,223万円 | 1,254万円 |
平均年収 | 419万円 | 430万円 |
このとおり、1年以内の短期であれば、スバル期間工のほうが条件は良いです。
これは入社祝い金の差が大きいでしょう。
しかし、2年目以降は昇給や満了金の違いにより、年収ではマツダが逆転します。
結果、3年間の総支給ではマツダが約30万円上回りました。
したがって、期間工で長期で働く場合は、マツダのほうが有利といえるでしょう。
ちなみに、期間工における短期と長期の給料ランキングをまとめたので、応募先を選ぶ際によければ参考にしてください。
スバルとマツダの正社員登用実績を比較
なお、正社員になることを視野に入れている方にとっては、登用実績も気になるところかと思います。
スバルもマツダも「期間工からの正社員登用」は積極的におこなっていますが、その実績は以下のように公表されています。
スバル | マツダ | |
登用実績 | 2,090名 (2023年時点) |
68% (登用率) |
登用試験 | 年4回 | 年2回 |
登用実績に自信のある会社は、スバルのように「人数」を公表しています。
一方、マツダの場合、登用率は非常に高いですが、人数までは分かりません。
したがって、正社員登用の「積極度」でいえば、スバルのほうが高そうです。
なお、登用試験はたいてい年2回ですが、スバルは年4回実施されます。
そういう意味でも、正社員になれる可能性はスバルのほうが期待できるでしょう。
まとめ
というわけで、スバル期間工とマツダ期間工の待遇を詳しく見てきましたが、いかがだったでしょうか?
今回調査した結果によると、給料においては、短期ならスバルのほうが好条件ですが、長期ならマツダのほうが稼げます。
正社員登用においては、どちらも積極的な会社です。
登用試験はありますが、がんばり次第では将来も期待できるでしょう。
2社とも甲乙つけがたい会社なので、迷ったときは勤務地などの都合で選んでも良いかと思います。
≫スバル期間工の募集要項を詳しく見る
(勤務地:群馬県)
≫マツダ期間工の募集要項を詳しく見る
(勤務地:広島/山口県)
なお、上記2社より稼げるメーカーもあるので、気になる方は以下のランキングをご覧くださいね。