「借金を返したい」
「開業資金を貯めたい」
「生活を安定させたい」
「ほしいものがある」
「お金を貯めて投資を始めたい」
このように、貯金するために期間工で働く方は多いです。
確かに、期間工はお金を貯めるには持ってこいの環境ではあります。
でも、期間工で一生働き続けることはできません。
ですから、目標金額や期限を決め、お金が貯まったら、期間工生活からとっとと脱するべきです。
そういう私も、貯金するために期間工を選んだうちのひとり。
そこで今回は、なぜお金を貯めたい人が期間工という仕事を選ぶのか、また、できるだけ効率よく貯金するポイントを解説します。
お金を貯めたい人が期間工を仕事として選ぶ理由
ひと言に「貯金目的」といっても、その理由はさまざまです。
たとえば、
- 開業資金のため
- 借金返済のため
といった理由で、まとまったお金を貯めたい方もいます。
あるいは、
- 車がほしい
- 海外に旅行したい
- 投資を始めたい
などの理由もあるかと思います。
貯金というのはなかなか大変なもので、そう思いどおりにお金なんて貯まりませんよね。
だからこそ、あなたは悩んだり苦労したりしているんだと思います。
であれば、ぜひ期間工の仕事をオススメします。
なぜなら、ほかの仕事よりも圧倒的にお金を貯めやすいからです。
その理由はこちら。↓
貯金目的の方に期間工をオススメする理由
- 職歴、学歴を問わず採用される(未経験フリーターでもOK)
- とにかく給料が高い(年収450万円以上)
- 短期でも長期でも稼ぎやすい
- 寮費、水道光熱費が無料
- 食費がかなり節約できる
普通なら、仕事の経験をコツコツと積んで10年くらい勤めないと、期間工くらいの給料はもらえません。
しかし、期間工はその給料を「初月」から稼ぐことができます。
さらに、寮費や水道光熱費が無料のところも多く、食堂も格安なため、生活費をかなり節約できます。
普通に賃貸アパートで暮らしていれば、これだけの生活費だけでも毎月10万円は確実にかかります。
つまり、
- 高収入
- 生活費を節約できる
このダブル効果があるため、お金を貯めたい人が期間工を選ぶんです。
私が期間工で貯金を貯めたいと思った理由
私がなぜ、あのとき期間工という仕事を選んだのか。
話せば長くなりますが、、、
一応、私の体験談も参考程度に紹介させていただきます。
一生懸命に働いても稼げない仕事はもう嫌だ
期間工で働くまえ、私はずっと飲食店で働いていました。
いま振り返れば、飲食店を含め、サービス業はまぁ本当に稼げない仕事です。
私の場合、労働環境といえば、
■1日12〜14時間勤務は当たり前
※残業が月80〜100時間くらい(まぁ、残業なんていう概念はありませんでしたが、、当たり前すぎて)
■休みは週1日
※年間60日程度
■休憩は賄い(まかない)を食べる10〜15分だけ
■仕事や山ほどあり、ノンストップで忙しい
これが毎日続くわけです。いわゆるブラック企業ですね。
といっても、当時はこれが当たり前だと思っていましたし、実際にそういう業界でした。
なので、実はそれほど大変だとも思っていなかったのが正直なところです。
しかし!
重大な問題が一点。
これほどひっちゃかめっちゃか働いて、給料がいくらだと思いますか?
月収25万円です。。
(手取りで20万円を切るくらい)
もちろんボーナスなんてものはないので、年収で300万円。
当時の私にとっては、この金額が限界でした。
生活費といえば、
- 家賃6万円
- 水道光熱費2万円
- 食費3万円
あとは生活雑貨やスマホ代もかかります。
ちょっと遊んだり、ものを買ったりすれば、5,6万円がすぐになくなります。
これが現状だったので、がんばっても月2万円くらいの貯金しかできません。(年間で24万円ぽっち)
で、この24万円が残るかというと、当然、臨時出費もありますから、泡のように消えてなくなるわけです。
結果、お金が残るはずもなく・・・。
常に、通帳残高は10〜20万円くらいが限度。
これが私の現実でした。
どうですか。
身を粉にして働いても、指の間を水がすり抜けるようにお金はなくなっていく。。
そんな生活にも限界を感じ、徐々に嫌気が差していきました。
借金の返済が不可能
そんなとき、悪魔の囁きか、
「ネットワークビジネス」の話が舞い込んだわけです。
簡単に言うと、自分の下に人をつけ、ピラミッド型に儲けるような仕組みのビジネスです。
で、初期投資の額が「50万円」。
当然、そのときの私が払えるわけもなく、諦めかけていたのですが、ともだちが一つの方法を教えてくれました。
それが、サラ金(ア○ム)でした。
一応、ビジネスに参加することはできましたが、ただただ「うまい話」に乗っかっただけの私ですから、当然ながら成功するはずもありませんでした。
結果、残ったのは借金だけ・・・。
しかし、負のサイクルは続きます。
実は、サラ金で一度お金を借りると、カードでどんどんお金が借りられちゃんです。
普通に自分の口座からお金を出すみたいに、ATMで現金を受け取れます。
これまた運の尽きか。
私はこのドツボにまんまとハマってしまうのでした。
結果、借金はみるみる膨らみ、気づけば倍の100万円になっていました。
100万円なんて大したことないと思うかもしれませんが、器の小さい私にとって100万円は気の遠くなるような金額でした。
繰り返す転職の失敗
そんな経緯もあり、とうとう私は転職する決意をします。
当時付き合っていた彼女との結婚も考えていたので、水商売を上がり、昼間のまっとうな仕事に就くことにしました。
ただ、なかなか未経験者の間口は狭く、採用されそうな仕事といえば「営業職」がほとんどです。
まぁともあれ、仕事はしなくちゃいけないので、心機一転、「太陽光パネルの営業」で働くことにしました。
しかし・・・。
人生の歯車が完全に空回りしていたのでしょう。
営業職がまったく肌に合わずに、せっかく入社できたのに、わずか1週間で辞めてしまいます。
とうとう彼女にも見放され、破局。
まるで人生が音を立てて崩れていくようでした。
ただ、そんなかかでも生活費を稼がないといけないので、何とか次の仕事を見つけました。
その仕事が「外資系ワインメーカーの営業」でした。笑
懲りたはずの営業。なぜもう一度、営業職を選んだのか自分でもわかりません。
一応、精神をすり減らしながら何とか2ヶ月続けました。
しかし、ノルマに到達できず、結果、心が折れて再び仕事を辞めてしまいます。
負のスパイラルはこうも続くものかと、当時の私はかなり自暴自棄になっていたと思います。
文字どおり、人生の「どん底」でした。
期間工1年で貯金250万円は楽勝
じゃあ死ぬのかというと、そのラインはぎりぎりキープしており、意識の水面下で「働かなきゃ!」という想いがあったのを覚えています。
まさに人生の転落を経験したわけですが、そこで出会ったのが「期間工」という仕事でした。
正直、工場の仕事にはまったく興味がなく、どちらかというと「ちょっと嫌だな」と思っていましたが、背に腹はかえられません。
「とにかく稼ごう!」という想いで応募に踏み切りました。
期間工では、月収30万円は当たり前。
さらに満了金などの手当も出るので、期間工1年目で400万円は簡単に稼げます。
その証拠がコレです。↓
実際は契約を満了するちょっと前に辞めているので「10ヶ月間の勤務」になりますが、総支給で400万円を超えます。
1年間で見ると、450万円は稼げていた計算になります。
私の場合、借金があったので、「とにかくお金を貯めたい」と思い、寮に入りました。
お陰で生活費もほとんどかからず、その分まるっと貯金することができました。
結果、10ヶ月で貯まったお金は「250万円」。
たった10ヶ月ですよ!
ちなみに、おおよその計算は次のとおりです。
総支給 | 406万円 |
税金など | ー60万円 |
生活費(10ヶ月) | ー96万円 (約10万円/月) |
貯金額 | 約250万円 |
注目してほしいのは、生活費「約10万円/月」です。
寮で生活していたので、この10万円というのは、ほとんど自由に使ったお金です。
つまり、月10万円も使いながら、それでも250万円の貯金がつくれたことになります。
自由に使うお金を月5万円くらいに抑えれば、たった10ヶ月で300万円の貯金をつくることも十分に可能です。
しかも期間工の場合、残業は多くても1日2,3時間。
平均すると1日1.5時間くらいで、1ヶ月では20〜30時間程度です。
もちろん、大手企業ですから週休2日で、GW、お盆、正月には長期連休もあります。
【飲食業と期間工の待遇の比較】
飲食業 | 期間工 | |
労働時間 | 12〜14時間 | 9〜10時間 |
休日 | 週休1日 (年間休日60日) |
週休2日 GW、お盆、正月の長期連休 (年間休日120日以上) |
月収 | 25万円 | 30万円 |
年収 | 300万円 | 450万円 |
毎月自由に使えるお金 | 5万円 | 10万円 |
1年間の貯金額 | 0円 | 250万円 |
どうですか。
- 1年で必死で働いてもお金がまともに貯まらなかった、過去の生活。
- 方や、月10万円も自由に使いながら、10ヶ月で楽々と250万円の貯金がつくれる環境。
これが、私のようにお金を貯めたい人が期間工を選ぶ理由です。
期間工で働きながら効率よくお金を貯めるコツ3選
でも、入ったら入っただけ使っていてはお金は貯まりません。
そこで、まとまった貯金をつくるためのちょっとしたコツを3つ紹介したいと思います。
寮費が無料のメーカーを選ぶ
普段の生活で最も大きな出費になるのが、家賃や水道光熱費、食費などです。
一人暮らしの生活費をざっくり計算してみますね。
【一人暮らしの最低限の生活費】
項目 | 金額/月 |
家賃 | 65,000円 |
電気代 | 5,000円 |
ガス代 | 3,000円 |
水道代 | 2,000円 |
食費 | 20,000円 〜25,000円 |
合計 | 約10万円/月 |
最低でも毎月10万円くらいの生活費はかかりますよね。
上記の生活費がほとんどかからないわけですから、その分まるっと貯金に回すことができます。
年間で120万円の節約になるので、相当大きいですよね。
ただし、メーカーによって寮費や光熱費が有料になっているところもあるので、お金を貯めたい方は「寮費無料」のメーカーを選ぶようにしてください。
ギャンブル、投資はNG
あと、ギャンブルや投資にも手を出さないようにしてくださいね。
資金ぶりに余裕ができると、ついつい「うまく増やそう」と考えがちですが、これがお金を失う元凶です!
ギャンブルにどれだけお金をつぎ込んでも、あなた自身にプラスになることはありません。
多少儲かったとしても、またスレば同じこと。
ハッキリ言って、お金の使い方としては一番ナンセンスです。
もちろん娯楽として楽しむ分にはいいですが、あくまでもブレーキの利く範ちゅうでやるようにしましょう。
また、投資も同様です。
決して投資が悪いとは言いませんが、まずは貯金するのが先です。
投資というのも実はかなり勉強が必要で、下手に手を出すと大抵損をします。
とくに「ウマい話」には必ずハイリスクが隠れているため、高い確率でお金が減ります。
また、手堅い投資案件があったとしても、長期的な利益は見込めますが、今すぐお金を増やすのは難しいです。
ギャンブルと同様、投資も欲を出すと痛い目を見るのがオチです。
生活費を投資に回すのは、これまたナンセンスです。
給料が入ったら「貯金用の銀行口座」に即送金
期間工で働き、生活に余裕が出てくると、ついつい財布のヒモが緩みがちになります。
しかし、そのちょっとした気の緩みを続けてしまうと、必ず後悔することになります。
それでは期間工で何年働いても、まとまった貯金ができないからです。
あくまでも期間工は貯金するための手段です。
せっかく期間工で働いているにも関わらず、お金が貯まらない生活をしていては本末転倒です。
そこで、知らず知らずにお金が貯まってしまうコツを教えます。
とてもシンプルなことですが、
たとえば、手取りで25万円が振り込まれた月は、すぐに20万円を「貯金用口座」に移します。
その月は残りの5万円でやりくりするわけです。
この方法は、思っている以上に効果があります。
- まず、この5万円でどう生活するかを真剣に考えるようになるので、無駄遣いがなくなります。
- また、貯金用口座の残高は毎月、目に見えて増えていくので、貯金が楽しくなってきます。
毎月いくら貯金に回すかは目標の金額にもよりますが、とにかく決めた金額を毎月、貯金用口座に移し替えるのを習慣にしましょう。
注意点としては、貯金用口座のお金には絶対に手を出さないこと!
手癖がついてしまうと、せっかく貯めたお金も見る見るうちになくなってしまいます。
ですから、目的のためにお金を使うまでは、貯金用口座は完全ノータッチを厳守してください。
なお、「給料が振り込まれる銀行口座」と「貯金用の銀行口座」の2つが必要になります。
「口座が1つでも、減る金額は一緒でしょ?」
と思うかもしれませんが、お金を物理的に2つに分けることが肝心!
ですから、口座を1つしか持っていない方は、めんどくさがらずに口座をもう1つ作っておいてくださいね。手数料はかかりません。
過度な禁欲生活によるストレスは要注意
そもそも、期間工で働けばしっかり稼げるわけですから、お金を貯めるのはそれほど難しくはありません。
しかし、より効率的に貯金するには上記3つのコツが非常に重要です。
ぜひ実践してくださいね。
とはいうものの、あまりにも生活を切り詰めると、それはそれで非常にストレスが溜まります。
その反動で、せっかく貯めたお金を浪費してしまう場合もあるので、そのあたりのバランスが大切です。
なので、友だちや同僚と飲みに行ったり、ときには好きなものを買ったりと、適度にストレスを解消していくことも意識してくださいね。
せっかく貯金のために期間工で働いているのに、ストレスが原因ですぐに辞めてしまっては意味がありません。
毎月いくら貯金に回すかは人それぞれですが、自由に使えるある程度のお金をきちんと確保することも大事です。
期間工は一生続かない。だからお金を貯めるべし!
〜まとめ〜
今回は、貯金したい方に期間工をオススメする理由と、貯金するためのちょっとしたコツを紹介してきました。
わたし自身、仕事もプラベートもズタボロだった時期がありましたが、期間工で稼げたお陰で何とか生活を立て直すことができました。
そのとき貯めたお金は、
- 借金返済
- 転職活動費用
- 引っ越し費用
- ブランドもの
- 車の頭金
などに使いました。
期間工で働くまえは、そんな高額なお金をやりくりするなんて想像もできませんでした。
だって、毎月の生活費だけでいっぱいいっぱいだったわけですから。
しかも「借金をつくり、彼女にも振られる」というオチまで付いて。
つまり当時、私なりにどん底だったんです。
そんな生活を救ってくれたのが「期間工」でした。
それまでとは比べものにならないくらい稼げましたし、お金も見る見る貯まりました。
正直、そのとき生活を立て直せたお陰で今があると思っています。
だからこそ、何か目的があり、お金を貯めたい方には期間工をオススメしたいです。
特別なスキルや経験がなくてもあれだけ稼げるのは、期間工ぐらいではないでしょうか。
ただし!
メーカーによって総支給は全然違うので、「できるだけ給料の高いメーカー」を選ぶのが賢明ですよ。