天気のいい平日のシフト休み。
家でゴロゴロするほど疲れも溜まっていなかったので、せっかくならどこか出かけたいとウズウズしてきました。
そのまま勢いで向かったのが、伊賀上野城です。

噂には聞いてたけど、想像以上に立派なお城でした…。
伊賀・名張エリアからなら、車で1時間かからずに着く距離。
日本屈指の高石垣と、木造の復興天守。
半日もあれば、十分に満喫できる散策コースでした。
今回は、平日散策で撮ってきた写真とともに、伊賀上野城の見どころをご紹介します。
伊賀上野城ってどんな城?
伊賀上野城は、伊賀市の中心部にそびえる白いお城。
別名は「白鳳城(はくほうじょう)」と呼ばれています。

白い三層の姿が、鳳凰が翼を休める姿に見立てられたのが名前の由来だそうです。

この由来、ちょっとロマンを感じました…。
築いたのは、築城の名手として知られる藤堂高虎(とうどうたかとら)。

徳川家康の命を受け、大坂城の豊臣方に対抗するため、慶長16年(1611年)から大改修に取りかかったお城です。
ところが、五層の天守は完成直前の暴風で倒壊…。
その後は再建されることなく、しばらくは天守のないお城のままでした。
今ある天守は、昭和10年(1935年)に地元の代議士・川崎克(かわさきかつ)が私財を投じて復興したものです。
日本100名城にも選ばれている、由緒あるお城です。
必見!圧巻の高石垣(約30m)
伊賀上野城の最大の見どころは、なんといっても高さ約30mの高石垣。
これ、大坂城と並んで日本一の高さらしいです。

正確には29.7m、総延長は368m。
あの黒澤明監督の映画「影武者」のロケ地にもなった場所です。
この石垣の特徴は、こんな感じ。
- 反りがなく、ほぼ垂直に近い直線的な造り
- 「打込接(うちこみはぎ)」という技法で築かれている
- 水堀の水面からでも約23.5mの高さを誇る
加藤清正の石垣のような扇状の反りはありません。
ただただ、まっすぐ高い。

攻める気を起こさせないのが狙いだったそうです。
個人的に怖かったのが、石垣の上から覗き込んだ瞬間。

柵があるとはいえ、足元から一気に切れ落ちる感覚に、思わず一歩下がりました…。
木造復興天守をじっくり巡る
高石垣を堪能したら、次は天守の中へ。
入城料は大人600円。靴を脱いで入る形式です。
伊賀上野城の天守がほかと違うのは、コンクリート造ではなく木造だということ。

全国の復興天守の多くがコンクリート製のなか、これはかなり貴重なんです。

木造ってだけで、足を踏み入れた瞬間の空気感がぜんぜん違いました。
城内には、藤堂家ゆかりの武具や甲冑がずらりと並んでいます。

中でも目を引くのが、藤堂高虎が豊臣秀吉から拝領したと伝わる「唐冠形兜(とうかんなりかぶと)」。
もうひとつの見どころが、最上階の天井。
1メートル四方の色紙が46枚、格子状にはめ込まれています。

天守復興を祝って寄贈されたもので、横山大観の「満月」もそのひとつ。
首が痛くなるくらい、つい見上げてしまいます。
最上階からの眺めもまた格別。
伊賀の街並みを一望できて、戦国時代の城主が見た景色を、ちょっとだけ追体験できます。
夏の夜限定!ライトアップイベント「お城のまわり」
もうひとつ紹介しておきたいのが、毎年夏に開催されるライトアップイベント「お城のまわり」。
2016年から続く、伊賀の夏の風物詩です。
例年8月のお盆前の土日に開催されていて、2024年は2日間で約18,000人が訪れた人気イベント。

ふだん工場で働く身としては、こういう季節モノのお祭りって結構癒されるんです。
イベントの主役は、上野公園内の伊賀上野城や周辺の歴史的建造物。
これらが一斉にライトアップされ、まち全体が幻想的な光に包まれます。
とくに見どころなのが、本丸広場の竹灯り。

竹灯りアーティスト・川渕皓平氏による演出で、ほのかに揺らぐ和傘灯りと相まって、本丸が別世界のように変わります。
イベント期間中の楽しみは、ライトアップだけじゃありません。
- 普段は入れない夜の天守が特別開館(20:00まで登閣可)
- 俳聖殿前の特設ステージでダンスやライブ(Night Live)
- 上野市駅前多目的広場で「伊賀マルシェ」(フード&ドリンク)
- 施設を巡るスタンプラリー(伊賀ブランド「IGAMONO」が当たる抽選あり)
夜の天守に登れるのは、このイベントのときだけ。
昼間とはまた違った雰囲気が味わえます。
| 開催日 | 毎年8月上旬〜中旬の土日2日間(例:2025年は8月9日・10日) |
|---|---|
| 開催時間 | 17:00〜21:00 |
| 会場 | 上野公園及び周辺(伊賀上野城・芭蕉翁記念館・俳聖殿 ほか) |
| 夜間開館 | 伊賀上野城 20:00まで登閣可(通常入城料) |
| 入場料 | ライトアップ・竹灯り見学は無料 |
| 雨天 | 竹灯り・一部イベントは雨天中止 |
| 問い合わせ | 伊賀市中心市街地推進課 TEL:0595-22-9825 |
| 公式情報 | Instagram:@oshironomawari |
アクセス・基本情報
伊賀・名張エリアの寮からなら、車で1時間以内で着くはずです。
最後に基本情報をまとめておきますね。
| 所在地 | 三重県伊賀市上野丸之内106 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00〜17:00(入館は16:45まで) |
| 休館日 | 12月29日〜12月31日 |
| 入城料 | 大人600円 / 子供300円(現金のみ) |
| 電車でのアクセス | 伊賀鉄道「上野市駅」から徒歩約10分 |
| 車でのアクセス | 名阪国道「上野東IC」から約10分 |
| 駐車場 | 上野公園第1駐車場 普通車600円(8:00〜17:00) |
注意点としては、入城料が現金のみであること。
あと、駐車場代も別途かかるので、合わせて1,200円ほどは見ておきましょう。
まとめ

伊賀上野城は、平日休みの一人散策にちょうどいいスポットでした。
日本屈指の高石垣と、木造の復興天守。
このふたつを味わうだけでも、十分に来た甲斐があります。

夏のお盆前なら、ライトアップイベント「お城のまわり」もセットで楽しめます。
次の平日休み、寮でスマホ片手にダラダラする前に…
ちょっと足をのばして、戦国時代の空気に浸ってみませんか?

