東京で疲れ果てた女性が、田舎の祖母の家でひっそり暮らし始める…。
2015年公開の映画「娚の一生」は、豊川悦司さんと榮倉奈々さんがW主演を務めた、しっとりとした大人の物語です。
そして、この作品の主要ロケ地となったのが、三重県伊賀市なんです。

三重へ赴任したものの、休日は結構ヒマで…
ふと思い立って、この映画のロケ地巡りを断行することしました!
この記事では、伊賀市内に点在する「娚の一生」の全ロケ地を紹介しつつ、実際に車で半日かけて巡ったときのドライブルートを地図付きで振り返ります。
映画を観たことがある方はもちろん、観ていない方でも、伊賀の田園風景の美しさを再発見できるかもしれません。
映画「娚の一生」ってどんな作品?伊賀がロケ地に選ばれた理由
「娚の一生」は、西炯子さんの同名コミックを実写化した作品です。
2015年2月14日、バレンタインデーに公開されました。

主人公は、東京でキャリアを積みながらも辛い恋愛で疲れ果てた女性・堂薗つぐみ(榮倉奈々)。
仕事を辞めて、祖母が暮らしていた田舎の一軒家でひっそりと暮らし始めます。
そこで出会うのが、独身の大学教授・海江田醇(豊川悦司)。
歳の離れた二人が、少しずつ心を通わせていく…そんな静かで穏やかな愛の物語です。
では、なぜ伊賀がロケ地に選ばれたのでしょうか?
それは、伊賀ならではののどかな田園風景と、時間が止まったような古民家の佇まいが、作品の世界観にぴったりハマったからです。

普段は通勤で見慣れた風景も、映画のレンズを通すとまったく違って見えるんですよね。
都会の喧騒から離れた、静かで美しい伊賀の風景。
それ自体が、この映画の主役の一つと言ってもいいかもしれません。
伊賀市内のロケ地全スポット紹介
ここからは、伊賀市内のロケ地を資料の番号順に紹介していきます。
後半でドライブルートとしてまとめ直しているので、まずはざっと眺める感覚で読んでみてください。
① JR西日本 関西本線 月ヶ瀬口駅(劇中:鶴水駅)

こちらも関西本線の小さな駅。
劇中ではつぐみと岬の会話シーン、つぐみが岬を見送るシーンなどで登場します。
② JR西日本 関西本線 島ヶ原駅(劇中:千台駅)

レトロな雰囲気が残る無人駅。
劇中ではまことを迎えに行くシーンに使われました。

普段、ふつうに使っている場所が元ロケ地だったとは…
③ セントレイクスゴルフ近辺

つぐみが園田・友生と出会うシーンの撮影地。
あくまで「近辺」なので、ゴルフ場そのものではなく周辺の道がロケ地です。
④ 上郡木津川土手

つぐみが自転車で工場入り口へ向かうシーン、佐伯医院前のシーンに使われた場所。
木津川沿いの土手道は、走るだけでも気持ちのいい場所です。
⑤ 古屋敷橋

海江田醇がまことを探すシーンが撮影された橋。
静かで素朴な雰囲気が、作品のトーンとよく合っています。
⑥ 市立上野総合市民病院

手当てを受けるシーンの舞台。
映画の重要な場面のひとつが撮影されました。
⑦ 警察からの帰り道のシーン地点

劇中、警察からの帰り道として登場した道路区間。
具体的なスポットというより、伊賀の何気ない道そのものがロケ地となっています。
⑧ 伊賀市役所本庁(現:泊船 HAKUSEN)/ 鶴水市役所

劇中では「鶴水市役所」として登場。
つぐみが教室を選ぶシーンや、ホームページの撮影シーンに使われました。
ちなみに、現在の市役所は立派な庁舎が建っていますが、別の場所なので注意しましょう。

⑨ オークワ ジョイシティ伊賀上野店(現:ぎゅーとらラブリー)

つぐみと海江田が買い物をするシーンが撮影されたスーパー。
地元住民にとってもおなじみの店舗で、生活感のある場面に使われていました。
ただ、当時映画で使われた建物は取り壊され、現在は「ぎゅーとらラブリー」というスーパーに変わっています。

⑩ 山神橋

畑の中の一本道、下屋敷家への一本道のシーン。
映画のポスターやスチールにも登場する、印象的な田園風景の舞台です。
⑪ 山神地区古民家(下屋敷家)

つぐみが祖母から受け継ぎ、海江田と暮らすことになる主人公の家。
作品の中心的な舞台で、何度も登場する印象的な古民家です。
⑫ 土橋橋の北側

買い物帰りの三人のシーンが撮影された場所。
のどかな里山の道がそのまま映像に切り取られています。
⑬ モクモク手づくりファーム

つぐみと岬の食事シーンに登場。
伊賀でも有名な観光ファームで、ロケ地巡りのついでに食事休憩できる貴重なスポットです。
⑭ 伊賀市役所 伊賀支所 / 鶴水警察署

劇中の「鶴水警察署」のロケ地。
願いを描かれたシーンの撮影地です。
「娚の一生」ロケ地巡り最短ドライブルート
14箇所すべてを効率よく巡るため、実際に走った最短ルートを紹介します。
朝9時に出発すれば、夕方前には全箇所を回りきれました。
主要道路は国道25号と名阪国道を中心に使いますが、山神地区の周辺は道が細い場所もあるので、運転には少し気を使いました。

| 場所 | 映画のシーン |
|---|---|
| ①月ヶ瀬口駅(鶴水駅) Map | つぐみと岬の会話・見送りシーン |
| ②島ヶ原駅(千台駅) Map | まことを迎えに行くシーン |
| ③セントレイクスゴルフ近辺 Map | つぐみと園田・友生の出会いシーン周辺 |
| ④上郡木津川土手 Map | つぐみの自転車シーン・佐伯医院前 |
| ⑤古屋敷橋 Map | 海江田がまことを探すシーン |
| ⑥市立上野総合市民病院 Map | 手当てを受けるシーン |
| ⑦警察からの帰り道 Map | 警察からの帰り道シーン |
| ⑧伊賀市役所本庁 (現:泊船 HAKUSEN) Map | 劇中の鶴水市役所 |
| ⑨オークワ ジョイシティ伊賀上野店 (現:ぎゅーとらラブリー) Map | つぐみと海江田の買い物シーン |
| ⑩山神橋 Map | 畑の中の一本道。下屋敷家への道 |
| ⑪山神地区古民家(下屋敷家) Map | つぐみと海江田が暮らす家。私有地のため外観のみ |
| ⑫土橋橋の北側 Map | 買い物帰りの三人のシーン |
| ⑬モクモク手づくりファーム Map | つぐみと岬の食事シーン。昼食休憩 |
| ⑭伊賀市役所 伊賀支所 Map | 劇中の鶴水警察署 |

伊賀市内、全14箇所です。
軽いノリで始めたロケ地巡りでしたが、正直けっこう疲れました…
おわりに

映画「娚の一生」のロケ地は、伊賀市内に14箇所も点在しています。
車があれば半日で回れる距離感で、寮と工場の往復で単調になりがちな休日に、ちょうどいい気分転換になりました。
映画を観てから巡ると、ひとつひとつのスポットが「あのシーンの場所だ!」と感慨深く感じられるはずです。
逆に、ロケ地を先に巡ってから映画を観るのも、なかなか乙な楽しみ方かもしれません。
